足のケガが心配されたナダルが全仏会場で練習。順調な回復ぶりを感じさせる軽快なステップを披露<SMASH>

足のケガが心配されたナダルが全仏会場で練習。順調な回復ぶりを感じさせる軽快なステップを披露<SMASH>

全仏オープンのセンターコートで練習するナダル。14度目の栄冠に向け調整を進めている。(C)Getty Images

先週の男子テニスツアー「イタリア国際」で左足を負傷し、間もなく開幕する「全仏オープン」(5月22日〜6月5日/フランス・パリ/クレーコート/グランドスラム)への出場が危ぶまれていた世界5位のラファエル・ナダル(スペイン)。そんな心配をよそに、35歳の鉄人は前人未到の全仏14度目の優勝へ向け、予定通り会場で調整を進めている。

 ナダルはイタリア国際3回戦で世界15位のデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦し、フルセットの接戦の末に敗退。その試合終盤には左足を痛めてつらそうな表情を見せ、珍しくヒザに手をつくようなシーンも見られた。試合後の記者会見では「足にまた強い痛みが出たんだ。今日は第2セットの途中から痛みが出てきてしまい、その後は思うようなプレーができなくなってしまった」と告白していた。

 だが日本時間5月19日未明に全仏オープンの公式ツイッター(@rolandgarros)が公開した練習映像には、軽快な動きを見せながらフォアハンドを振り抜く「赤土の王者」の姿が収められている。前後左右にしっかりとステップを踏めていることから、コンディションは非常に良さそうだ。
  なおスペインのテニス専門メディア『Punto de Break』によると、この練習は「フィリップ・シャトリエ(全仏のセンターコート)」で行なわれ、会場に詰めかけた大勢のファンがナダルの豪快なストロークを楽しんでいたという。

 ナダルは今年1月の全豪オープンで男子テニス史上最多となる21度目のグランドスラム制覇を成し遂げ、ツアー大会でも年初のメルボルン大会から3大会連続優勝を達成するなど連勝街道をひた走っていた。

 だが準優勝に終わった3月のインディアンウェルズ大で胸骨の疲労骨折が判明し、その後は約1か月半にわたってツアーを離脱。5月初旬のマドリード大会での復帰以降もなかなか思うようなプレーができず、クレーシーズンでの優勝がないまま全仏に参戦することになる。また順調な回復ぶりをアピールしているとはいえ、左足の状態は依然として懸念が残るままだ。

 だがこれまでもナダルは周囲の不安視する声を覆し、ケガからカムバックする度に素晴らしい結果を残してきた。今年の全仏でもどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、すでにファンからも大きな注目が集まっている。

文●中村光佑

【連続写真】ヒジ主導でテイクバックしてパワーを生み出す、ナダルのフォアハンド
 

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