テニス界の悪童キリオスが考える史上最高の選手は「ナダル」!大好きなフェデラーから鞍替え<SMASH>

テニス界の悪童キリオスが考える史上最高の選手は「ナダル」!大好きなフェデラーから鞍替え<SMASH>

以前からフェデラー(右)を崇拝していたキリオス(中)だが、ナダル(左)の全仏オープン優勝によって「史上最高選手」の対象が変わったようだ。(C)Getty Images

「ビッグ3」として長らく男子テニス界を牽引してきたロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)は、これまでに数々の偉大な功績を残してきた。現在もその3人の中で「GOAT(史上最高の選手)は誰なのか?」という議論がファンや海外メディアの間で繰り広げられている。

 そんな中、このほどGOAT論争に言及したのが歯に衣着せぬ物言いと破天荒な性格で絶大な人気を誇る男子世界78位のニック・キリオス(オーストラリア)だ。類まれなポテンシャルでファンを魅了してきた27歳の彼は、これまで幾度となく「フェデラー好き」を公言してきた。

 だが今回応じたスペインのニュースメディア『Ultima Hora』のインタビューで「ビッグ3の中で誰がGOATだと考えているか?」と問われた際にキリオスが挙げたのは、先週のテニス四大大会「全仏オープン」でフェデラーとジョコビッチに2つ差をつけるグランドスラム22度目の優勝を飾ったナダルだった。その理由については簡潔にこう説明している。

「彼のグランドスラムでの優勝回数は22だ。ジョコビッチとフェデラーは20だからね」

 またキリオスは自身がラケット破壊や主審への暴言など度々コート上で問題行動を起こしてしまうことを引き合いに、「彼は(コート上で)クレイジーなことはしないと思っている」とどんな状況でも感情を乱さないナダルを称賛した。
  だが一方でキリオスは「俺は27歳だが、10歳の時からああいう感じでプレーしている。俺はいつも感情的で、野心的でもある。俺は自分を変えることはない。ファンはエキサイティングで激しい試合を見たいのだと思う。負けたら怒るのは当たり前、それが人間だ」とコメント。今後もありのままに自分を表現していきたいと考えているようだ。

 4月初旬に行なわれた「アメリカクレーコート選手権」(アメリカ:ヒューストン/クレーコート/ATP250)に出場して以降、クレーシーズンでは全仏を含め全ての大会を欠場したキリオス。今週開催されているグラスコートでの「ボス・オープン」(6月6日〜12日/ドイツ・シュツットガルト/ATP250)で約2か月ぶりにツアーに復帰しており、初戦から苦戦を強いられながらもシングルスベスト4入りを果たした。

 そんなキリオスが決勝進出を懸けて争うのは、プライベートでも親交の深い元世界王者のアンディ・マリー(イギリス/現68位)。両者は2018年の「フィーバーツリー選手権」(イギリス:ロンドン/グラスコート/ATP500)2回戦以来今回のシュツットガルトが約4年ぶりの顔合わせとなる。テニスファン大注目の準決勝は、日本時間6月11日・22時以降に行なわれる予定だ。

文●中村光佑

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