全仏に続きハーレ決勝でも乱入騒ぎが。海外記者は「どうしてこんなことが続くのか」と苦言<SMASH>

全仏に続きハーレ決勝でも乱入騒ぎが。海外記者は「どうしてこんなことが続くのか」と苦言<SMASH>

警備員に連行される乱入者の女性。テニス界ではこうした騒動が続いている。(C)Getty images

男子テニスツアーの「テラ・ウォルトマン・オープン」(6月13日〜19日/ドイツ:ハーレ/グラスコート/ATP500)では、現地6月19日にシングルス決勝が行なわれ、第5シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド/世界ランク12位)が第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア/同1位)を6−1、6−4のストレートで下して、通算5度目のツアータイトルを手にした。

 試合後のセレモニーでは両者ともに健闘を称えあい、大歓声の下で幕を閉じた大会だったが、この決勝戦の途中には会場が騒然とするショッキングな出来事も巻き起こった。

 それは第1セット終盤、フルカチュが5−0とリードした第6ゲームでのこと。メドベージェフがこの試合初めてのキープに向け、2ポイントを先取した場面のポイント間で、突如として女性がコート上に乱入したのだ。

 女性はネットに向かって一目散に駆け寄り、捕まえようと追いかける警備員の手を逃れようとしたが、2人の警備員ともみあいになった後、引きずられるようにして場外へと連行された。
  英国のウェブメディア『MailOnline』によると、女性はドイツ語で「残りたったの3年」と書かれたTシャツを着用しており、差し迫る気候変動への警鐘を鳴らすことが目的だったようだ。

 今月の全仏オープンでも同様の出来事が起きたことは記憶に新しい。男子シングルス準決勝の途中、今回と同じような文言が記されたTシャツを着用した女性がコートに侵入し、ワイヤーのようなもので自身の首をネットにくくりつけるというショッキングな行動に及んだ。この女性はセキュリティスタッフに連れられてコートを後にしたが、これによって試合は約10分間中断となった。

 今回のハーレでの一件は、おそらくこの全仏オープンでの騒動に呼応してのものだと思われるが、テニスジャーナリストのジョセ・モルガド氏は「どうしてこんなことが続くのか信じられない」と、ツイッターに投稿された実際の動画をリツイートしつつ苦言を呈している。

 今のところ選手に危害が及ぶような事態にはなっていないが、万が一を考えると非常に恐ろしい。このようなことが常態化する前に、一刻も早く対応策が講じられるように願いたい。

構成●スマッシュ編集部

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