ウインブルドンに向け準備万端のナダル「ここ1年半ほどあった痛みがない!」と足の状態を明かす<SMASH>

ウインブルドンに向け準備万端のナダル「ここ1年半ほどあった痛みがない!」と足の状態を明かす<SMASH>

ウインブルドン開幕を控え、会場で練習に励むナダル。再治療の結果、足の痛みを感じなくなっているという。(C)Getty Images

左足の状態が不安視されている男子テニス元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現4位)が「ウインブルドン」(6月27日〜7月10日/イギリス・ロンドン/グラスコート/グランドスラム)の開幕に先駆けた記者会見に登場。そのなかでケガの回復具合について前向きに語った。

 先の全仏オープンで見事グランドスラム22度目の優勝を飾った36歳は、大会終了後、2005年頃から慢性的に痛みを抱えていた左足の再治療を決行。その直後に松葉杖をついて報道陣の前に姿を現したのは海外メディアでも大々的に報じられた。

 芝シーズンに入ってからは公式戦に出場していなかったナダルだったが、今週はイギリス・ハーリンガムのグラスコートで行なわれたエキジビジョンマッチに参戦。スタン・ワウリンカ(スイス/265位)との対戦で安定したプレーを披露し、6−2、6−3のストレート勝利を収めた。

 全仏では注射を打ち、左足の感覚を麻痺させながら戦っていたというナダル。だが今回の会見では「今は目覚めた時に、ここ1年半ほどあった痛みはないんだ!」と明かしたうえで、「それはとてもうれしいことだと思う。ほとんど毎日普通に歩くことができるんだ。この2週間は全く動けないというようなひどい状態は1日もなく、痛みに関してもポジティブで、それが一番重要なことだよ」と順調な回復ぶりをアピールした。
  すでに会場入りしたウインブルドンのセンターコートで昨年大会のファイナリストであるマテオ・ベレッティーニ(イタリア/11位)と練習を行なった男子テニス界のレジェンドは、動きに関しても「特に問題はない。全体的に良くなっている」と言う。

 またテニスを「自分の人生では第二のものだ」と表現するナダルは「痛みが非常に強い時が一番つらいし、日常的に痛みを抱えている方がテニスができないことよりも大変だと思う。僕が抱えている問題というのは、歩く際に痛みが生じてしまう時があることだ。テニスをしている時以外に痛みがなければそれでもいいんだ」と冷静な口調で述べた。

 最後には「テニスの結果という点では、驚くほどポジティブな6か月間だった」とこの半年間を振り返ったナダル。第2シードとして出場する今大会の初戦では世界42位のフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。年間グランドスラム(1年で全ての四大大会を制覇すること)の偉業達成も見え始めているのは事実だが、まずは一つひとつ勝ちを積み重ねていきたいところだ。

文●中村光佑

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