同性愛をカミングアウトしたカサキナが母国ロシアへの不満も吐露「私たちの国にはタブーがたくさんある」<SMASH>

同性愛をカミングアウトしたカサキナが母国ロシアへの不満も吐露「私たちの国にはタブーがたくさんある」<SMASH>

同性愛について様々な思いを語ったカサキナ。特にロシアでは理解が遅れていると訴えた。(C)Getty Images

女子テニス世界ランク12位のダリア・カサキナ(ロシア/25歳)がロシア人ブロガー、ヴィティア・クラフチェンコ氏のYouTubeに出演。その中で自身が同性愛者であり、様々な苦悩を抱えてきたことを明かした。

 実はロシアでは反LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の風潮が根強く、2013年に制定された法律でも「同性愛の宣言」を禁じているほどだ。カサキナは「もっと重要なトピックについて話すことも禁じられているから、何も驚くことはない」と厳しい規制について言及。彼女はこれまでバイセクシャルであることは明かしていたが、同性愛や私生活について詳しく話したことはなかった。

 そんななか、今回配信された動画でカサキナは「私には女性の恋人がいる」と激白。カミングアウトを決断した背景には、先日同郷の女子サッカー選手であるナディア・カルポワが同性愛を公表したことが関係しているという。

「カルポワの決断は他の人たち、特に何らかの理由でセクシュアリティをオープンにしていない人たちやそれを知る必要のある女の子たちの助けになると信じている。ナディアは同性愛者であることを告白し、その重荷を取り除くことで自分自身を助けただけでなく、他の人をも助けてくれたと思う」
 「社会と折り合いをつけるのが難しく、サポートを必要としている若者にとって重要なことだと思うわ。スポーツ界、あるいは他のどの分野でも、影響力のある人たちがそれについて話すことはとても重要だと考えている」

 率直に同性愛を打ち明けたカルポワに感化されたというカサキナは「私たちの国にはタブーとされている話題がたくさんある」なかで、自分に正直に生きていきたいと考えているようだ。

「この世の中でストレートに生きることほど簡単なことはないように思う。真面目な話、選択肢があるとして、誰が同性愛者になって生きづらくなることを選ぶのか? 特にロシアではそういう風潮がある。きっと公共の場で(同性愛者同士で)手をつなげる日が来るなんてことはないと思う」

「それでもクローゼットの中で長く生きていくことは難しいし、それは無理がある。カミングアウトするまではそのことがずっと頭にこびりついてしまう。どのように心を開くか、どの程度開くかについては、誰もが選択する権利があることは明らかだわ。自分自身が心地よいと思うことをする。それが一番大切だと思う」

 なおカサキナはこのYouTube動画が公開された直後に自身の公式インスタグラム(@Kasatkina)を通じて現在交際中の女子フィギュアスケート選手、ナタリア・ザビアコ(エストニア)と抱き合う1枚の写真をアップした。

文●中村光佑

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