ワクチン未接種のジョコビッチは可能性の少ない全米OP出場の準備をしながら吉報を待つ<SMASH>

ワクチン未接種のジョコビッチは可能性の少ない全米OP出場の準備をしながら吉報を待つ<SMASH>

練習しながら待っていると投稿したジョコビッチ。ファンへの感謝の気持ちも記した。(C)Getty Images

現地7月30日、男子テニス元世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現7位)が自身の公式インスタグラム(@djokernole)を更新。新型コロナウイルスのワクチン接種を終えていないことから欠場が見込まれている8月末開催の「全米オープン」(8月29日〜9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート/グランドスラム)について自身の思いを綴った。

 今季のジョコビッチは年初から数多くの試練に見舞われてきた。1月にはワクチン接種免除をめぐるオーストラリア入国騒動で国外退去と全豪オープンの欠場を余儀なくされ、2月のツアー復帰後も思うように成績を残せない時期が続いた。それでも試合を重ねるごとに徐々に調子を上げ、5月のイタリア国際でようやく今季初優勝。6月の全仏オープンでは準々決勝敗退に終わったものの、7月初旬のウインブルドンでは大会4連覇を含む7度目の優勝とグランドスラム21度目の優勝を飾った。

 そんな中でグルテンアレルギーを持つことで知られるジョコビッチは身体を気遣うためにワクチン接種を拒否し続けており、接種義務が課されている全米の出場が絶望的となっている。そもそも米国政府が新型コロナ感染拡大防止プロトコルで未接種者の入国を禁じているため、彼はアメリカに足を踏み入れること自体が許されないのだ。全米開幕まで残り1カ月程度あるとはいえ、プロトコルの内容に変更が加わるとは考えにくい。

 それでもこのほど更新したインスタグラムで「(全米に)出場できるとなった時のための準備を進めながら、自分がアメリカに渡航できる余地があるのか連絡を待っています」と投稿したジョコビッチ。苦境に立たされる中でも35歳のレジェンドは年内最後のグランドスラム出場を諦めてはいないようだ。
  また同投稿では自身の全米出場を強く願ってくれているファンに対し、手を合わせた絵文字やハートの絵文字と共に丁寧に感謝の言葉を綴っている。

「最近世界中からたくさんの応援メッセージや愛が届いていることにどれほど感謝しているのかを、この場を借りて皆さんにお伝えしたいと思います。こうした状況を予想していなかったからこそ、心が揺さぶられる感じです。ただただありがとうと言いたいのです。人々がこのような愛情とサポートという形で自分のテニスキャリアとつながること、そして競技を続けてほしいと願ってくれる人たちがいることは特別なことだと感じています」

 最近は自身の信念を貫くジョコビッチに同情する声が多く上がっており、米上院議員ドリュー・スプリンガー氏をはじめ米国政府の過剰な感染拡大防止プロトコルを批判する識者も出てきている。さらにスペインのテニス専門メディア『Punto de Break』によると、オンライン署名サイト「Change.org」でもジョコビッチの米入国と全米出場を求める署名が多数集まっているという。

文●中村光佑

【PHOTO】ウインブルドン2022で活躍した男子選手たちの厳選写真を公開!

 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Novak Djokovic(@djokernole)がシェアした投稿

関連記事(外部サイト)