同郷対決に敗れた元王者マリーが引退に関する考えを明かす「イギリスでキャリアを終える」のが理想<SMASH>

同郷対決に敗れた元王者マリーが引退に関する考えを明かす「イギリスでキャリアを終える」のが理想<SMASH>

ノーリー(左)とのイギリス勢対決に敗れたマリー(右)。試合後の会見では珍しく自身のキャリア終焉について言及した。(C)Getty Images

現在開催中の男子テニスツアー「ウェスタン&サザン・オープン」(8月14日〜21日/アメリカ・シンシナティ/ハードコート/ATP1000)のシングルス2回戦で敗退した元世界ランク1位のアンディ・マリー(イギリス/現48位)が、試合後の会見で自身のキャリアの終焉について言及した。

 元世界3位で盟友でもあるスタン・ワウリンカ(スイス/現306位)との初戦をフルセットの接戦の末に突破した35歳のマリーは、現地8月17日に行なわれた2回戦で同郷のキャメロン・ノーリー(11位)と対戦。立ち上がりから順調にポイントを積み重ねて第2、第8ゲームでブレークを奪い、幸先よく第1セットを先取する。

 第2セットは互いに譲らない展開となったなか、第8ゲームで痛恨のブレークを献上してセットオールに。迎えたファイナルセットはマリーが粘りのプレーを見せるも第8ゲームから3ゲームを連取され、2時間37分の激戦に6−3、3−6、4−6の逆転で敗れた。

 今月初旬の「シティ・オープン」で初戦敗退を喫した直後に「最近試合中によくケイレンが起こる」と話していたマリー。注目のイギリス勢対決となった今回のノーリーとの2回戦でも「ケイレンが最後の方のプレーに影響した」と言う。
  続けて「なぜそれ(ケイレン)が起こるのか正確には誰もわからないが、解決策を見つけなければならない。水分補給なのか、食べたものが原因なのか、疲れなのか、ストレスなのか、色々な理由があると思う」と語り、ツアーを転戦する上での大きな悩みとなっていることを告白した。

 臀部の深刻なケガに悩まされながらも大手術を経て見事に復活を遂げたマリーだが、2019年10月のヨーロピアン・オープン(ベルギー・アントワープ/ハードコート/ATP250)を最後にツアー優勝からは遠ざかっている。最近はグランドスラムでも早期敗退が目立ち、自身でも満足できるほどの結果を残せていないのが現実だ。

 そういった現状を踏まえ、今回の会見ではある記者がマリーに対して「引退についてはどう思っているか」と質問した。

 すると四大大会3勝を誇る元世界王者は「正直なところ、本当にわからない。何か発表するのか、それともプレーをやめてそれでおしまいなのか、よくわからない」と回答。その一方で「私はずっと母国イギリスでキャリアを終えることを思い描いている」という理想を明かした。

 これまでは数多くのメディアで囁かれてきた現役引退の可能性について頑なに否定してきたマリー。それゆえに今回の会見でのコメントにはどこか寂しさを感じるファンも多いかもしれない。闘志溢れるプレーで長年にわたってツアーを盛り上げてきた彼には、まだまだ奮起を期待したいところだ。

文●中村光佑

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