ナダルが初戦敗退!腹部のケガが完治せず「今はポジティブなことを見出せない」<SMASH>

ナダルが初戦敗退!腹部のケガが完治せず「今はポジティブなことを見出せない」<SMASH>

腹筋損傷でウインブルドン準決勝を棄権していたナダルが再びコートに戻ってきたが不完全燃焼のまま初戦敗退を喫した。(C)Getty Images

現在開催中の男子テニスツアー「ウェスタン&サザン・オープン」(8月14日〜21日/アメリカ・シンシナティ/ハードコート/ATP1000)の初戦(2回戦)で敗退した元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現3位)が、試合後の会見で「ポジティブなことを見つけ出すのが難しい」と苦しい胸の内を明かした。

 7月のウインブルドンで腹部を負傷し、今大会が約1か月ぶりの公式戦出場となった36歳のナダルは、現地8月17日に行なわれた2回戦でボルナ・チョリッチ(クロアチア/157位)と対戦。ナダルは思うようなプレーができない中で粘りを見せるも、2時間51分にも及ぶ激戦の末に6−7(9)、3−6で敗れた。

 会見で「ベストなプレーができなかった」と潔く認めた36歳のレジェンドは「これまではケガから戻ってきた時はポジティブなことが多かったけど、今回は試合に勝つための準備が十分にできていなかったことは確かだ。今はポジティブなことを見出すのは容易ではない。それに今大会では不思議なことに最高の気分になれなかった」ともコメント。
  その原因が「治すのが難しく、いつ100パーセントまで治るかもよくわからない」と言う腹部のケガにあることは想像に難くない。

 それでも「今日は負けた。負けたら前に進むんだ。その方法は知っている。タフな時期から戻ってきたのだから、受け入れるのは簡単だ」と自分に言い聞かせるように前向きに語ったナダル。続けて「ボルナのプレーに賛辞を贈るのも簡単なことだよ」と終始素晴らしいプレーを見せた勝者のチョリッチを称賛しつつ、「ここ(シンシナティ)では常に歓迎されていると感じていた」とファンへの謝意を示した。

 会見の最後には、刻一刻と開幕が近付いている「全米オープン」(8月29日〜9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート/グランドスラム)に向けた意気込みを明かした。

「僕は前に進まないといけないし、ニューヨークの観客が与えてくれるエネルギーについて考え始めないとね。(過去4度の優勝経験がある全米は)僕にとって特別な場所だとわかっているし、楽しめる舞台でもある。忘れられない瞬間のために、毎日ベストを尽くすよ」

 どんな状況でも揺るがない強さを見せてきたのがラファエル・ナダルという男だ。全米では元気にコートを駆け回り、数々の強敵を打ち破って頂点に立つ姿を見せてほしい。

文●中村光佑

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