「国ではなく個人同士の関係を見る」世界1位のメドベージェフが母国のウクライナ侵攻から学んだこと<SMASH>

「国ではなく個人同士の関係を見る」世界1位のメドベージェフが母国のウクライナ侵攻から学んだこと<SMASH>

ロシアの侵攻後も周囲の友人たちとの人間関係は変わらないというメドベージェフ。国ではなく個人を見るべきだと持論を展開した。(C)Getty Images

現地8月29日に行なわれたテニス四大大会「全米オープン」の男子シングルス1回戦を突破した世界ランク1位のダニール・メドベージェフ(ロシア)。試合後の会見ではスポーツ界に多大な影響を及ぼしているロシアのウクライナ侵攻を受けて「学んだこと」を明かした。

 今大会にディフェンディングチャンピオンとして臨んでいるメドベージェフは1回戦で地元勢のステファン・コズロフ(アメリカ/111位)と対戦し、6-2、6-4、6-0のストレートで快勝。タイトル防衛に向けて好スタートを切った。

 26歳の世界王者は会見で、今年2月24日に始まったロシアによるウクライナへの軍事攻撃に言及。母国が各方面から批判を浴びている中で、「良いウクライナ人がたくさんいる一方で悪いウクライナ人もいる。ロシア人も同じで、良いロシア人もいれば悪いロシア人もいるわけだから、国同士の関係ではなく個人同士の関係を見るようにするということを学んだ」と発言し、こう続けた。
 「僕は変わらずにダニール・メドベージェフとしてテニスをしている。僕は自分が日常生活ではとても親切だと考えていて、全員がそう思ってくれているわけではないとしても(周りの)みんなはそれをわかっている。ウクライナで起こったことがそれを変えたわけではないし、同じことがウクライナ人についても言えると思う」

 ちなみに紛争の発生後も自身を取り巻く人間関係には特に変化はないようで、「戦争が起きてからロシア人である僕に背を向けても良かったはず」の各国の友人たちが「ほとんどが僕の親友で、僕がどういった人なのかをわかってくれている」と話した。

 なお初戦を突破したメドベージェフは日本時間9月1日の午前9時以降に行なわれる2回戦でアルトゥール・リンデルネック(フランス/58位)と対戦する。

文●中村光佑

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