元世界3位の英雄フェレールがアルカラスを絶賛!「若い頃のラファを思い出させる」<SMASH>

元世界3位の英雄フェレールがアルカラスを絶賛!「若い頃のラファを思い出させる」<SMASH>

かつてスペインテニスを牽引したフェレール氏(左)は、凄まじい勢いで躍進するアルカラス(右)に対し、ナダルを引き合いに出して最上級の評価を示した。(C)Getty Images

今年から男子テニス国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」のトーナメントディレクターに就任した元世界ランク3位のダビド・フェレール氏(スペイン)が母国のテニス専門メディア『Punto de Break』の独占インタビューに登場。先の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾るとともに、史上最年少で世界1位の座に就いた同郷のヤングスター、カルロス・アルカラス(スペイン)を称賛した。

 今年3月のマイアミ・オープンと5月のマドリード・オープンのマスターズ2大会で優勝を飾った19歳は、全米で再びテニス界に強烈なインパクトを残した。4回戦から準決勝まで3試合連続でフルセットマッチを制し、決勝でも3時間20分の激戦の末にキャスパー・ルード(ノルウェー/大会時7位)を撃破。「2022年シーズンで四大大会の頂点に立つ」という目標を見事に達成し、笑顔で優勝トロフィーを掲げた。

 フェレール氏は本当にティーンエージャーなのか疑ってしまうほどの強さを見せているアルカラスを「彼は特別な選手であり、他の選手とは違う。あの年齢であれほど大きな責任を負い、相手を恐れず、常に上を目指すというのは、とてつもなく素晴らしいことだ。それが彼のすごいところだ。肉体的にも精神的にもあの世代の選手の中では抜きんでている」と絶賛。また同氏はここまでのアルカラスの凄まじい成長ぶりについて「若い頃のラファ(ナダル)を思い出させる」とも評した。
  一方で19歳にしてすでに多くの成功を収めていることにより、マスメディアを含め周囲からのプレッシャーも大きくなってきているのも事実だ。それでもフェレール氏は「正直、彼(アルカラス)のことは特に心配していない」と言う。

「私が思うに、カルロスはまだ子どもで、自分が成し遂げたことの大きさも、周囲に生み出していることの大きさもまだわかっていないと思う。彼はとても親しみやすく、謙虚で、カリスマ性を兼ね備えている」

「今のような状況が何年も続くかどうかはわからないが、やる気は持ち続けているはずだ。そしてもうひとつ、カルロスにはラファがグランドスラムやマスターズ、デビスカップなどで勝ち続けてきたのと同じように、『まだまだ上を目指す』という野心もある」

 そのアルカラスは先週スペイン・バレンシアで行なわれたデビスカップのグループステージに参戦。現地9月18日に実施された韓国とのグループリーグ第3戦のシングルス第2試合でクォン・スンウ(74位)を6-4、7-6(1)のストレートで破り、世界1位として初めてとなる勝利を挙げた。なお韓国に3-0で快勝したスペインはグループリーグでの通算成績を2勝1敗とし、決勝ラウンド進出を決めている。

文●中村光佑

【PHOTO】史上最年少の1位となった19歳アルカラスの全米オープン2022優勝までの激闘の記録
 

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