ジョコビッチ、過去50戦した盟友フェデラーとの思い出を語る「あなたと知り合えて光栄に思う」<SMASH>

ジョコビッチ、過去50戦した盟友フェデラーとの思い出を語る「あなたと知り合えて光栄に思う」<SMASH>

ジョコビッチ(左)が2018年のレーバー・カップで、フェデラー(右)とダブルスを組んだ経験を振り返った。(C)Getty Images

男子テニス元世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現7位)がイギリスのライフスタイルマガジン『Hello Magazine』のインタビューに登場。そのなかで間もなく現役生活に別れを告げる宿命のライバル、ロジャー・フェデラー(スイス)との思い出を語った。

 グランドスラム決勝を含めた公式戦で50回にわたり顔を合わせたジョコビッチとフェデラーは、コート上で幾度となく激しいバトルを繰り広げてきた。ちなみに対戦成績は、ジョコビッチが27勝23敗と勝ち越しており、両者が最後に対戦した2020年の全豪オープン準決勝でもジョコビッチがストレートでフェデラーに勝利している。

 フェデラーは長らく右ヒザのケガに悩まされ、昨年7月のウインブルドン準々決勝で敗退して以降はツアー大会に出場できない日々が続いていた。復帰を目指していたものの、現地9月15日にはついに自身の公式SNSを通じて現役引退を発表。それを受けてジョコビッチはインスタグラムで「僕には10年以上にもわたるあなたとの素晴らしい瞬間とバトルの数々の思い出がある。あなたと知り合えて光栄に思う」と、共に男子テニス界を牽引してきたフェデラーへ惜別のメッセージを送っていた。

 ジョコビッチとフェデラーと言えば18年のレーバー・カップ(アメリカ・シカゴ/男子団体戦)でダブルスを組み、ファンの間でも大きな話題となった。同大会のケビン・アンダーソン(南アフリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)戦でジョコビッチの打ったショットがフェデラーのお尻を直撃した場面を思い出す人も多いだろう。

 今回のインタビューでジョコビッチは「当時のことは強く思い出に残っている。数年前、チームヨーロッパでロジャー(フェデラー)と一緒にプレーをする機会があり、非常に楽しい時間を過ごせたね」と振り返った。
  そんなジョコビッチはフェデラーを「伝説的なプレーヤーとしても、周りの人を家族のように大切にする価値観についても尊敬している」と言う。それにはあるエピソードが関係しているようだ。

「ロジャーは当時、僕のチャリティー財団の活動を親切にサポートしてくれて、『チャンピオンと朝食』というミニイベントを一緒にやってくれたんだ」

 フェデラーが現役ラストマッチを迎える今年のレーバー・カップ(9月23日〜25日/イギリス・ロンドン/ハードコート)では大会史上初めてビッグ4(フェデラー・ナダル・ジョコビッチ・マリー)全員がエントリー。絶大な人気を誇る4人のレジェンドがタッグを組む「ドリームチーム」の実現に興奮と期待の声が高まっている。

 これについてジョコビッチは「チームヨーロッパとして再びレーバー・カップに参加できるのは、本当にエキサイティングなこと。普段は対戦相手である選手たちとチームになってプレーできる数少ない機会だし、ラファ(ナダル)、ロジャー、アンディ(マリー)という僕の永遠のライバルたちと一緒にプレーできるのは、このスポーツにおいて本当に特別な瞬間になるだろうね」と喜びを明かした。

文●中村光佑

【連続写真】打点直前までリストが先行する、フェデラーのドライブボレー

 

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