「自分もあんな風にお別れをしたい」ナダルがフェデラーのラストマッチと自身の引退について語る<SMASH>

「自分もあんな風にお別れをしたい」ナダルがフェデラーのラストマッチと自身の引退について語る<SMASH>

長年にわたって友情を育んできたナダル(右)とフェデラー(左)。自身も徐々に引退について言及することが増えてきている。(C)Getty Images

男子テニス元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現世界ランク3位)が母国のラジオチャンネル『Onda Cero』のインタビューに登場。

 先週のレーバー・カップ(イギリス・ロンドン/ハードコート/男子団体戦)でダブルスを組んだロジャー・フェデラー(スイス)の現役ラストマッチを振り返るとともに、自身のキャリアの終焉についても言及した。

 “永遠のライバル”と称されるフェデラーの引退セレモニーでは人目をはばからず涙を流したナダル。スピーチを終えてからも嗚咽が止まらないフェデラーと手をつなぎながら2人で一緒に号泣したシーンは世界中のファンの感動を呼んだ。

 グランドスラム決勝の大舞台を含め、公式戦で40 回にわたり顔を合わせた盟友の“ラストダンス”はナダルにとっても「本当に忘れることができない日になった」ようだ。その一方で当日はどこか複雑な心境も抱いていたという。

「もちろん、とても素敵でエキサイティングな瞬間だったが、少し悲しい気持ちにもなった。いろいろな感情が混じっていた。興奮とモチベーションがあった一方で、特別な瞬間であるがゆえに緊張もあり、最後は歴史的な瞬間に立ち会えたという満足感もあった。スポーツの歴史上、最も偉大なアイコンの一人が去ることになり、それは悲しみとともに記憶される。自分を含め、世界中の多くの人々を楽しませ、感動させ、そして刺激を与えてきた人が去っていくんだ」
  そのうえでナダルはテニスにおける輝かしい功績だけではなく、優れた人間性も兼ね備えるフェデラーを「再現不可能な人として記憶に残るだろう」と称賛。そして2人で長年にわたって育んできた友情についてこう語った。

「彼(フェデラー)は僕のキャリアにおいて非常に重要な存在であることに加え、常に尊敬している人だ。多くのことを学んで、僕の成長を助けてくれた人でもある。10年以上もの間、僕と強い絆で結ばれた人だ。僕たちは一緒に多くのことを経験し、コート上でもコート外でも何百もの瞬間を共有してきた」

 その後フェデラーがコート上で現役生活に別れを告げたことについて「嬉しかったし、自分もあんな風にお別れをしたい。その気持ちは確かだ」と明かしたナダル。自身も今年6月に36歳を迎え、徐々に引退に言及することが増えてきている。

 それでもインタビューの最後には「まだそれ(引退)については考えないようにしている。考え始めると、何かがうまくいかなくなるように感じるんだ。今のところ、頭の中ではまだこれ(テニス)を続けたいと思っている」と話し、現役続行への意欲を示した。

文●中村光佑

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