若き世界王者アルカラスが初戦敗退の波乱。経験豊富なゴファンの攻めに「彼の方が僕よりも上だった」と脱帽<SMASH>

若き世界王者アルカラスが初戦敗退の波乱。経験豊富なゴファンの攻めに「彼の方が僕よりも上だった」と脱帽<SMASH>

飛ぶ鳥を落とす勢いのアルカラスが、ラッキールーザーのゴファンに初戦で敗れた。「この試合から学び、教訓にしなければ」と敗戦の弁。(C)Getty Images

現在開催中の男子テニスツアー「アスタナ・オープン」(10月3日~9日/カザフスタン・ヌルスルタン/ハードコート/ATP500)は現地10月4日にシングルス1回戦が行なわれ、19歳で世界ランキング1位のカルロス・アルカラス(スペイン)が登場。ラッキールーザーで元世界7位の31歳、ダビド・ゴファン(ベルギー/現66位)に5-7、3-6で敗れ、初戦で姿を消した。

 9月初旬の全米オープンで悲願のグランドスラム初優勝を飾り、史上最年少で世界1位の座に就いたアルカラス。同月中旬に出場したデビスカップ(国別対抗戦)では韓国とのグループリーグ第3戦のシングルス第2試合でクォン・スンウ(大会時74位)をストレートで破り、世界王者として初めてとなる勝利を挙げていた。

 この日のゴファンとの1回戦は序盤の第3ゲームで先にブレークを奪うも、直後の第4ゲームから4ゲームを連取される苦しい展開に。第9ゲームで何とか追いつくも、第12ゲームで3度目のブレークを喫して第1セットを落としてしまう。

 第2セットでは得意のストロークでミスが重なり、1stサービスが入った時も思うようにポイントを奪うことができず…。第2、第6ゲームでブレークを許したアルカラスは1時間47分で1回戦敗退となった。
  試合後の会見でアルカラスは「見ての通りタフな試合だった」と振り返りつつも、「彼はこれまでも素晴らしいプレーをしてきたし、豊富な経験も持っている。今日の彼は僕よりも良いプレーをしていたし、本当にアグレッシブだった。この試合では彼の方が僕よりも上だった」と素直に勝者のゴファンを称賛。

 一方で敗因については「相手がかけてきたプレッシャーに耐えられなかったこと」と「非常に球足が遅いコートに慣れることができず、(メンタル的に)自信をなくす感じになってしまった」ことを挙げた。

 それでも最後には「もちろんこの試合から学び、教訓にしなければならない」と前向きにコメント。すでに気持ちを切り替えているようだ。

 次戦は10月24日から開催される「バーゼル・オープン」(スイス・バーゼル/インドアハード/ATP500)に出場予定のアルカラス。全米優勝後からメディア対応の機会も増え、心身共に疲労が蓄積しているのは間違いないだろう。バーゼルでは万全の状態でプレーできるよう、じっくりと調整を進めてほしい。

文●中村光佑

【PHOTO】史上最年少の1位となった19歳アルカラスの全米オープン2022優勝までの激闘の記録
 

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