全日本テニス選手権が開幕。男子は大学生の藤原智也が元王者の江原弘泰を撃破、ジュニアの松岡隼も初戦突破<SMASH>

全日本テニス選手権が開幕。男子は大学生の藤原智也が元王者の江原弘泰を撃破、ジュニアの松岡隼も初戦突破<SMASH>

2回戦にコマを進めた慶大3年の藤原智也(左)とジュニアの松岡隼(右)。写真:滝川敏之

テニスの日本チャンピオンを決める「大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th」が10月22日に開幕した。昨年はブルボンビーンズドーム(兵庫)で行なわれたが、有明コロシアムおよび有明インドアコート(東京)に会場を戻し、3年ぶりに有観客で開催。初日は男女シングルス1回戦のうち10試合ずつが行なわれた。

 男子では、予選勝ち上がりの慶大3年生・藤原智也が、2014年の覇者である江原弘泰を破る殊勲を挙げた。第1セットは江原の緩急をつけた揺さぶりにミスを重ねて落とした藤原だが、第2セットからは「まずラリーすることを意識し、チャンスがある時は打ちにいくようにした」ことで流れが変わる。

 強打がコーナーに決まるようになり、攻守が逆転。「ポジションも上げていけたし、向こうは下がってくれた。いいプレッシャーになったのでは」との言葉通り、中盤以降は積極的な攻めで江原を振り回し、3-6、6-4、6-4で逆転した。

 全日本選手権は3回目の出場だが、今回が初勝利。「過去2回はワイルドカードで力を発揮できずに終わった。今回は予選から上がって、今年こそはという気持ちがあったのでうれしい」と素直に喜びを表した。
  ジュニア年代では先日の世界スーパージュニアでベスト4入りした松岡隼が、末岡大和にストレートで快勝して2回戦へ。また注目の学生対決となった松田康希対田口涼太郎は、田口がインカレ王者の松田に3ゲームしか与えず圧勝している。

◆男子シングルス1回戦の結果(10月22日)

中川舜祐(伊予銀行)[WC]  7-6(3) 6-3 河内一真(橋本総業ホールディングス)
熊坂拓哉(イカイ) 3-6 7-6(3) ret. 大塚健太郎(伊予銀行)[WC]
田口涼太郎(近畿大学) 6-0 6-3 松田康希(関西大学)[WC]
楠原悠介(伊予銀行) 6-7(4) 7-6(0) 6-1 田形諒平(明治安田生命)
田代悠雅(SYSテニスクラブ)[WC] 6-2 6-3 菅谷優作(慶應義塾大学)[WC]
藤原智也(慶應義塾大学)[Q] 3-6 6-4 6-4 江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ)
松田龍樹(村田精工) 6-1 6-4 山中太陽(西宮テニスクラブ)[Q]
市川泰誠(ノア・インドアステージ) 6-3 6-4 丹下将太(早稲田大学)[Q]
松岡隼(桜田倶楽部)[WC] 6-3 6-4 末岡大和(トップラン)[Q]
白藤成(慶應義塾大学)[WC] 6-3 3-6 6-3 松村亮太朗(村田精工)[Q]

※[Q]は予選勝者、[WC]はワイルドカード、[LL]はラッキールーザー

取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)

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