「第13回杉山記一杯」開催! テニスの向上とともにSDGsやリサイクル活動への関心を深める<SMASH>

「第13回杉山記一杯」開催! テニスの向上とともにSDGsやリサイクル活動への関心を深める<SMASH>

「第13回杉山記一杯」の参加者たち。試合にクリニック、SDGs活動など、子どもたちは多くの経験を積んだ。写真:山下潤

「第13回杉山記一杯supported byリポビタン」が5月3日、大正セントラルテニスクラブ目白(東京都)にて開催された。

 この大会は「テニスを通じて人生を豊かに!」という理念のもとに行なわれる小学生を対象とした大会で、今回で13回目を迎える。数多くの試合を経験できる他、プロによるクリニックや、テニスを通じたSDGsの学びなど、子どもたちの将来につながる幅広い内容が特徴だ。

 試合の方は「チャレンジクラス(主に低学年20名)」と「マスターズクラス(主に高学年・25名」の2カテゴリーに分かれ、試合経験の少ない子どもたちが20分という時間制でゲームを楽しみ、たくさんの経験を積むことを目的としている。セルフジャッジ制だが、スコアや進行のサポート、プロによるアドバイスなど、きめ細かいフォローがなされ、子どもたちは学習しながらテニスに親しんだ。
  試合方式は5名ずつのリーグで総当たり戦の後、各1位がトーナメントへ進出し、優勝、準優勝、特別賞を表彰。チャレンジクラス優勝の小平古都さんは、「とてもうれしい。憧れの選手は国枝慎吾選手で、将来はプロになりたいです」と夢を語り、マスターズクラス優勝の大畑慶祐さんは「前の大会は3位で優勝できなかったので、うれしいです」と笑顔を見せた。

 試合後のクリニックには、増田健太郎、岸僚太、馬場早莉、福田創楽プロらが参加。子どもたちと触れ合いながら、試合でうまくいかなかったプレーなどの復習を行なった。また、テニスを通じてSDGsを知ってもらおうと、木製のうちわに自らの夢を描いたり、中古テニス用具やウェアを回収するなど、社会貢献への意識を深める試みも行なわれた。

 大会代表の杉山記一氏は「プロからのアドバイスをもらい、子どもたちは元気にテニスを楽しんでくれました。負けて悔しくて泣いてしまう子もいましたが、全てが良い経験になり、彼らの人生にプラスにしていってほしいです」と今大会を総括した。

構成●スマッシュ編集部
情報提供/杉山記一杯事務局

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