生徒を守ることは「我々の義務であり責任だ」ナダルがアカデミーでの新型コロナ対策を発表

生徒を守ることは「我々の義務であり責任だ」ナダルがアカデミーでの新型コロナ対策を発表

アカデミーに通う生徒たちへのケアも欠かさないナダル。(C)GettyImages

世界は今、新型コロナウイルスの脅威によるダメージを受けている。テニス界も例外ではない。ツアーを延期せざるをえない状況で、政府の決定で祖国に帰ることができなくなっている選手もいる。

 そんな中、ラファエル・ナダルは、自身が運営するテニスアカデミー「ラファ・ナダル・アカデミー」の生徒たちのために、対応を発表した。

「アカデミーでは、42カ国から集まった選手たちが暮らしている。彼らの家庭環境のため、そして論理的に考えた結果、選手らのほとんどはここにとどまっている。彼らの世話をすることは、我々の義務であり責任だ。選手の親たちに伝えたようにね」とナダルは語る。

 アカデミーの運営は、スペイン政府のスポーツ担当部署と、バレアリック島の健康大臣と連携して行われている。ナダルは「新型コロナウイルスの流行で、コーチやサポートスタッフの在り方にも影響が出ている。清潔を保つことに加えて、しばらくの間外に出られない選手らの世話をするために、一緒に施設の中に残ってくれることを申し出てくれたんだ」と明かした。
  アカデミー内では感染防止のため、外部の人は成人寮、ジム、ミュージアム、そしてショップとレストランといった施設に入れなくなっており、今は選手とボランティアスタッフのみが利用できる。これは、「外部からウイルスが入って来ないよう心掛けている」ための措置で、「親御さんたちは心配しないでほしい。絶えず、子どもたちの健康のために動いてくれている素晴らしいチームのおかげで、みんなとても元気だから。自分の子どもたちと一緒にいたい気持ちはわかるし、すぐに会えるよう祈っている」と、生徒を心配する親族を安心させた。

 また、ナダルは22日にツイッターでビデオメッセージを公開。最前線で奮闘する医療関係者たちへの感謝の言葉とともに「我々市民はみんな、医療機関からの指示通りに家にいて、この恐ろしいパンデミックを早く終わらせるためにできることをしよう」と、大衆に呼びかけている。

文●誉田優
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu_honda/instagram:yu_honda

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