「1つのチームで戦う仲間」チャリティオークションや基金立ち上げなど…女子プロテニスプレーヤーから広がるコロナ被害支援の輪

「1つのチームで戦う仲間」チャリティオークションや基金立ち上げなど…女子プロテニスプレーヤーから広がるコロナ被害支援の輪

キーズも参加するアスリートによるオークションサイト『KINDNESS WINS』では、現在20,640ドルの寄付金が集まっている(3月30日時点)。(C)GettyImages」

2017年の全米オープンで準優勝を果たしたアメリカのマディソン・キーズ。今彼女は、新型コロナウイルスの脅威に立ち向かう人々を助けようと新たな目標を掲げた。

「今、私たちの間では恐怖と孤独が広がっています。私は、たとえ小さなことでも、私ができる限りの手助けをしたいと考えています。この数週間、何ができるか考え続けてきました。『KINDNESS IN CRISIS(危機の中の親切)』オークションにて集めた資金を、新型ウイルスと戦うために寄付することにします」と発表。アスリートによる非営利団体、『KINDNESS WINS』を通して、新型ウイルスの影響で生活が困窮した20名に対して100ドルのギフトカードを贈るのだという。

 また、このことを知ったWTA(女子テニス協会)チャリティーズは、さらに40枚のギフトカードを用意できるよう協力すると申し出た。これに対しキーズは「WTAチャリティーズにまで寄付の輪が広がったことに驚きました。互いに助け合うため、共に立ち上がることこそ今必要なことです」とSNSに投稿した。
  さらにキーズは、スポーツ選手の私物を出品し、寄付金を募るチャリティーオークションにもアイテムを提供している。

「新型コロナウイルスがとても恐ろしく、不安にさせ、社会を分離させて孤独にさせているという現状の中で、常時よりも大切なことは、人々が互いに意義のあるつながりとサポートを提供し合うことだと考えます。仲間のアスリートたちが私と一緒に『KINDNESS IN CRISIS』で力を貸してくれることをとてもうれしく思います。私たちは本当の意味で、1つのチームで戦う仲間です」と話した。

 同じくアメリカ出身のバニア・キングも、困窮している5名に500ドルを送るとSNSで表明。これにも、WTAチャリティーズが手助けしたことで、計8名分用意できるようになったという。

 テニス界では他にも、ロジャー・フェデラーやノバク・ジョコビッチ、シモナ・ハレップなど多くのトッププレーヤーが、基金を立ち上げたり、多額の寄付を行なうなど支援の輪が広がっている。これらの取り組みが、新型コロナウイルスの脅威にさらされる多くの人々の助けになることを願うばかりである。

文●誉田優
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu_honda/instagram:yu_honda

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