期待の若手シャポバロフ本人が語る、リターンを打つ時に気を付けていること【テニスレッスン】

期待の若手シャポバロフ本人が語る、リターンを打つ時に気を付けていること【テニスレッスン】

「素早い準備が大切」リターンについて詳しく説明してくれたシャポバロフ。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

ATPランキング16位で、華やかなプレーでも人気のあるデニス・シャポバロフ21歳。今回はリターンについて、本人が好きな攻撃的に打つ方法や、コースの打ち分け方について教えてくれた。

「リターンでは、スプリットステップで前進して打つのが好きなんだ。前への勢いを付けることができるから。できるだけ前に行こうとしている。ロジャー(フェデラー)やノバク(ジョコビッチ)も前にステップしているかな。結構多くの選手がこうしていると思うよ。

 ステップした後は、ボールがどこに来るかを見て、可能な限り早くセットアップして、できるだけ重心を低くしておく。ファーストサービスだと特に速く来るから、素早くコンパクトに準備すること。

 僕はリターンでもボールに向かってジャンプして打つことがある。そうすることでパワーを加えていくんだ。あとはできるだけクリーンヒットを心掛けることだね」
  クロスかストレートか。コースを決めるのはどのタイミングで、どのようにしてコースを打ち分けているのだろうか。

「どのコースにも打てる準備をしておいて、コースを決めているのはインパクトの直前かな。コースの打ち分けは、どこでボールを捉えるか。手首のポジションが重要。少し遅めに捉えるとストレートに打てて、クロスに打ちたいなら、もう少し前でラケットフェイスはちょっとクロス方向を向いている。だけど、本当にわずかな違いだよ。一瞬のことだから」

 シャポバロフのように華麗にリターンから攻撃していくためには、クリーンヒットすることやジャンプすることもポイントだが、スプリットステップや素早い準備など、基本をおろそかにしないことも大切だ。久しぶりにテニスをすることが多いこの時期。シャポバロフの解説を参考に、基本を忘れずに取り組んでいこう。

解説●デニス・シャポバロフ/Denis Shapovalov(カナダ)
1999年4月15日生まれ。183cm、75kg、左利き、片手BH。ATP16位(2020年3月16付)。19年にストックホルムでツアー優勝。躍動感に溢れる攻撃的なプレーでファンを魅了する。使用ラケットとストリングはヨネックス『VCORE95』と『POLYTOUR STRIKE』

構成●スマッシュ編集部 撮影協力●ヨネックス(株)
※スマッシュ2020年1月号から抜粋・再編集

【PHOTO】シャポバロフのフォアでダウンザラインに打つリターンを、ハイスピードカメラによる『超分解写真』で見てみよう!
 

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