一般プレーヤーでも自分の世界ランキングを持つことができる、UTRって何?【テニス】

一般プレーヤーでも自分の世界ランキングを持つことができる、UTRって何?【テニス】

7月21日・22日に開催する『UTR Pro Match』大会に出場予定の選手たち。左からジュニアの奥脇莉音、尾ア里紗、加治遥、村松千裕。写真提供:グラムスリー

UTR(Universal Tennis Rating)というランキングを知っているだろうか? 年齢、性別、国籍に関係なく、一般プレーヤーを含む全てのプレーヤーが対象で、登録してUTRの試合に出場すれば、自分の世界ランキングを持つことができるのだ。

 あまりにも壮大な話なので、説明していこう。UTRは全てのプレーヤーを、1.0から16.5の数値で評価しており、その評価は3つの要素から決まる。相手の強さ、ゲーム勝率、12カ月以内の直近30試合である。

 相手の強さとは、自分よりUTRの上位選手と戦った場合と、下位選手と戦った場合では評価が違うということ。そして、勝ち負けだけでなく、何ゲーム取ったかでも評価が変わってくる。つまり、同じ1敗だったとしても、0−6、0−6のスコアと、6−7、6−7のスコアでは評価が違うため、最後まで全力でプレーすることが求められる。

 なによりも、プロでなくても世界ランキングがつくというのが面白い。ちなみに現在のランキング1位はジョコビッチである。さて、あなたのランキングは何位になるのか? 頂点にジョコビッチがいる同じスケールの中で、自分のランキングがわかるというだけでもワクワクしてくるだろう。加えて数字で評価が見えると、やる気も湧いてくるというものだ。

 現在、UTRには170万人以上が登録しており、加盟国は200カ国以上である。UTRを導入している協会は、ITF、ATP、WTA、テニスヨーロッパ、USTA、NCAA、アジアテニス協会などで、これらの協会の試合はUTRの評価にカウントされていく。他にも世界中の多くのテニスクラブも加盟している。
  さてここで疑問が出てくる。日本でUTRの試合にはどこで参加できるのかということだ。世界中で行なわれているが、日本ではプロの試合以外ほとんどないのが現状である。そこで、テニスプレーヤーをサポートしている「株式会社グラムスリー」が、UTRの大会を積極的に開催していくことを決めた。

 手始めに、UTRを知ってもらう意味も込めて、7月21日・22日に『UTR Pro Match』大会を開催する。尾ア里紗、加治遥、村松千裕たちプロと、大学生やジュニアを含めた4〜6名で開催予定。この大会についてはグラムスリーのYouTubeで公開される予定だ。

 また、試合は4ゲームショートセットの3セットマッチという方式で行なわれる。1セットマッチや8ゲームマッチでは味わいにくい、3セットマッチを通してのゲームプランやセットを取り切る感覚を身に付けてほしいという意図からだ。

 日本でも今回の大会を皮切りに、プロ以外の大会を開催していく予定。UTRに興味を持ったら、まずは『UTR Pro Match』を見て、次は自分自身で試合に挑戦してみよう!

文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

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