全米OP後に開催予定のイタリア国際が出場枠の拡大を検討【海外テニス】

全米OP後に開催予定のイタリア国際が出場枠の拡大を検討【海外テニス】

昨年5月に開催されたイタリア国際。写真:スマッシュ編集部

マドリード・オープンの中止が正式に発表され、ATPツアーの動向に暗雲が立ち込める中、直後に予定されていたイタリア国際(ローマ・クレー)が開催に意欲を示していることを、テニスニュースサイト『TENNIS.COM』が伝えている。

 また、出場するプレーヤーの人数についても、64名から96名への拡大を検討しているようだ。イタリア・テニス連盟の会長アンジェロ・ビナギ氏は「ATP側からもプレーヤー数拡大とそれに伴う賞金額の増加の提案を受けた」と話した。

 イタリア国際の開催については先月、政府の新型コロナウイルスに関する科学技術委員会が無観客での開催を要求したばかり。ビナギ氏は「政令に従って議論を重ねていきたい」とし、「もちろんコストがかかるのであれば現実的ではないが、もしトーナメントをファンに向けて開催できるのであれば、このチャンス(ATPからの提案)をうまく利用したい」と語った。また、「大規模な大会を開催する上で、コロナウイルスのリスクを踏まえ、我々がいかにして運営していくのかを示せるいい機会だ。マドリードの中止は、逆に我々の意欲を掻き立ててくれた」と、積極的な姿勢を見せている。
  イタリアは爆発的な新型コロナウイルスの流行を見せていたが、ロックダウンや屋内でのマスク着用の義務化、ソーシャル・ディスタンスの維持などにより、感染者数増を抑えている。現在も一日の新規感染者は200〜300人を記録しているが、陽性が判明したそのほとんどが帰国労働者または移民によりもたらされているという。

 マドリード・オープンの中止により、現状イタリア国際は全米オープン後に開催される唯一のマスターズになっている。なお、イタリアは新型コロナ感染対策の一環としてアメリカからの入国者には2週間の隔離措置を設けているが、ビナギ氏は「(政府へ)アメリカから来る選手に対して例外的に隔離措置の除外を求めている」と語った。

 イタリア国際の日程は9月20日〜27日の予定だが、前述のようにプレーヤーの人数が64名から96名に拡大された場合、大会期間を3日間増やす可能性もあるという。このドロー拡大案は男子のみで、女子は64ドローのまま。女子は男子に先駆けてツアーを再開させており、現在イタリアのパレルモで大会を行なっている。

文●中村光佑

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