マリーが混合ダブルスの増設を提言!組織再編が進めば「大坂なおみ/錦織圭組」も見られるか

マリーが混合ダブルスの増設を提言!組織再編が進めば「大坂なおみ/錦織圭組」も見られるか

英国内でのエキジビション大会で、混合ダブルスを戦うマリー。(C)GettyImages

テニスツアーの再開は、WTAが現在開催中のパレルモ・オープンから、ATPは8月22日からのウェスタン&サザン・オープンからとなる。男女共催の後者は通常のシンシナティではなく、直後に行われる全米オープンと同じ、ニューヨークでの開催だ。

 ウェスタン&サザン・オープンには、男子からノバク・ジョコビッチ、ドミニク・ティーム、ダニール・メドベージェフら多くのトッププレーヤーがエントリーしており、豪華な顔ぶれが揃う予定だ。そんな中、同大会のワイルドカード(主催者推薦枠)を獲得したアンディー・マリーが、興味深い提言をしている。

 英メディア『メトロ』によれば、テニスやゴルフは、もっと男女混合イベントを取り入れるべきだ、というのがマリーの主張だ。つい先日まで行われていた英国内エキジビション「バトル・オブ・ザ・ブリッツ」の第2戦で、マリーはジョディ・バラージと組んだ混合ダブルスに参戦したばかり。また、シングルスの復帰途上にあった昨年ウインブルドンでは、セレナ・ウィリアムズとのペアでプレーして大きな話題を呼んだ。

 もちろん、混合ダブルスは一般のテニス愛好家の間でもごく当たり前にプレーされている。だが、ツアーの世界では、混合ダブルスに出場したくてもグランドスラム以外ではほとんど行われていないのが現状だ。

「これでは(テニスは)好機を逃してしまうと思うんだ。例えば、ホップマン・カップ(現在は廃止されたオーストラリアの男女混合チーム戦)は、素晴らしいイベントだったと思う。選手たちは楽しんでいた。試合によっては少しエキジビションのような雰囲気を感じることもあったけど、気になるのはそれだけだ。僕は何度もプレーしたことがあるし、大好きだった。本当に素晴らしいイベントだったよ」
  そして、2019年のホップマンカップで実現した“夢の競演”を振り返った。

「セレナとロジャー(フェデラー)が同じコートで試合するなんて、スポーツにとってとても素晴らしいこと。テニスではそれが可能だし、もう少し取り入れるべきだと思う。毎週とは言わずとも、もっと開催すればいいんじゃないかな。僕は女子のトップ選手と一緒にコートに立つラファ(ナダル)を見てみたい。ロジャーとセレナのプレーを見たときは素晴らしかった。夢中だったし、楽しんでいたと思う」

 あのシーズン開幕戦、フェデラー/ベリンダ・ベンチッチ組が、セレナ/フランシス・ティアフォー組を下し、スイスに勝利をもたらした一戦は大いに観客を楽しませた。さらに試合後、フェデラーと一緒にインタビューを受けたセレナは、「ものすごくワクワクした。これほど偉大な、尊敬する人と対戦できるなんて」と興奮を語ったものだ。

 マリーの言う通り、確かにテニス界は大きな機会を逃しているのかもしれない。しかし、このツアー中断中には、フェデラーの呼びかけを発端として、男女のプロテニス組織を再統合しようという動きも見られた。それが実現すれば、混合ダブルスを取り入れる大会が増えていく可能性もある。

 セレナ/フェデラー組vs大坂なおみ/錦織圭組の混合ダブルス真剣勝負――。
 そんな、いかにも面白そうな試合を見られる日が、いつか来るのかもしれない。

構成●スマッシュ編集部

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