若手・中堅・ベテラン…コロナ禍におけるテニス選手たちの過ごし方を、35歳のシモンがアドバイス

若手・中堅・ベテラン…コロナ禍におけるテニス選手たちの過ごし方を、35歳のシモンがアドバイス

シモンはそれぞれの年代でするべきことが違うと考えている。(C)Getty Images

ジル・シモン(フランス)が、ATPサイトのプレーヤーブログで、まだ試合を再開できていない選手たちに対して、「この休みの期間は選手たちのためになるだろう」と語り、現在の状況下においてやるべきことをアドバイスしている。

「この時期は、25歳から30歳くらいの中堅の選手には最適だと思う。彼らはすでにATPツアーでの経験を持っているため、ゲームを改善し、自身のキャリアの前半部分を見直すには適切なタイミングだと思う」

 通常通りツアーが行なわれている時は、改善点を修正するのは時間がないため難しい。しかし、今はそれが可能だと語り、わかりやすい例題を挙げて若手に勧めている。

「『セカンドサービスをもっと攻撃的に改善したい』と思っていた選手がいたとして、練習して1週間後にトーナメントに出て、ダブルフォールトを10回連続で打ってしまったとする。その時、選手は改善しようとするのをやめてしまうだろう」
  負けてランキングが落ちるプレッシャーを感じて、改善するよりも目先の勝利を手に入れる方を優先することになるのだ。テニスで難しいのは、常に大会がある中で、自分のプレーを上達させていかなくてはいけないことで、「特に若手にとってはその時間を見つけるのは難しいだろう」。しかし、今回は時間的な余裕がある。

「2〜4週間練習して、練習試合でテストして、試合に持ち込む前に、あと1カ月間練習してみようということができる時期だ。自分が若かったらそうしていただろう」と、若手にとってはプレッシャーがない中で、プレーを改善できる時期だという。

 そして、35歳のシモンは、自分と同じようなベテランの選手は、無理をしすぎず、ケガをしないように練習をすることが重要だと述べている。

「私のようなベテランの選手にとって、この時期は身体を整えることに時間をかけることが鍵になるだろう。ただし、無理をしすぎないこと。健康で良い状態を保つことが大切だ。もう20歳の時と同じ身体ではないからね。35歳、36歳の時に大きなケガをしたら、それでキャリアが終わってしまうかもしれない。そう考えると、健康を維持することの方が重要になってくる」

 この新型コロナによる休業期間を、前向きに捉えてもらいたいとのシモンの思いが伝わってくる。

文●酒井朋子

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