「自分自身が『チアリーダー』に」アメリカの新星ガウフが、無観客の全米オープンを前向きに語る

「自分自身が『チアリーダー』に」アメリカの新星ガウフが、無観客の全米オープンを前向きに語る

様々な規制の下で開催される全米オープンに前向きな発言をしているガウフ。(C)Getty Images

女子テニス界の新星として注目を浴び続ける世界53位のコリ・ガウフ(アメリカ)。海外テニスメディア「UBITENNIS」によると、彼女はコロナ禍で迎える全米オープンについて「今までとは全く違う体験ができる大会になる」と語ったようだ。

 今年の全米オープンは、新型コロナウイルス感染対策のため、無観客で開催することを決定している。さらに大会期間中、プレーヤーは『バブル』と呼ばれる施設で隔離措置を受け、ニューヨーク市内の移動を制限されるとともに、定期的なPCR検査も義務付けられている。

 ニューヨークのテニスファンからの熱烈な応援が受けられないとなれば、モチベーションが上がりにくいプレーヤーも中にはいるかもしれない。しかし、16歳ながら4度目のグランドスラム本戦出場を迎えるガウフは、そんな困難な状況もポジティブに捉えている。
 「私は元々、大観衆の中でプレーすることには慣れていないの。1年半くらい前までは、まだ誰一人として私のことを知らなかったわけだから。無観客の中でプレーするのはそこまで障害だとは感じないわ」と前向きなガウフ。続けて、「もちろん、観客がいる方がいいかもしれないけれど、私は私自身でモチベーションを高めるだけ。今までとは全く違う環境になるとは思うけど、(無観客は)決して嫌いではないわ」と語った。

 また、ガウフは「特にニューヨークには熱心なテニスファンが多いから、それを考えると(無観客の場合)プレーに影響が出る選手もいるだろうとは思う」とした上で、「でもそれはデメリットではなくて、キャリア上での新たな経験になる。私の経験上、観客は試合の流れを変えることができるから、これが無観客の中だと自分自身が『チアリーダー』でいる必要があるわね」と話した。

 ガウフは8月の女子ツアーの再開後、レキシントンで開催された「トップ・シード・オープン」に出場し、シード選手を倒して準決勝進出を果たした。また、年初の全豪オープンでも前年度優勝の大坂なおみを3回戦で撃破し、グランドスラムでトップ5から勝利を挙げた最年少のプレーヤーとなるなど、調子を上げている。全米オープンでもどこまで勝利を積み重ねていくのか、注目が集まる。

文●中村光佑

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