全仏OP敗戦の悔しさから“Fワード絶叫“!怒り爆発のエラーニ、対戦相手は車いすで運び出される事態に
2020年10月01日 18時48分 THE DIGEST

エラーニ(右)にギリギリのところで勝利したバーテンス(左)だが、後味の悪い試合になってしまった。(C)Getty Images
テニス四大大会の全仏オープン(フランス/パリ)では、現地30日に女子シングルス2回戦を実施。第5シードのキキ・バーテンス(オランダ)がサラ・エラーニ(イタリア)を、7−6、3−6、9−7のフルセットで下して3回戦進出を決めた。
試合途中から痙攣の症状に見舞われ、エラーニにマッチポイントを握られる場面もあったが、ギリギリのところで挽回を果たしたバーテンス。試合後は感情的になり、涙を流してタオルで顔を覆ったが、その後痙攣が全身に渡ったため、車いすで会場を後にする事態となった。
一方のエラーニは、痙攣を主張しながらもポイントを獲得していくバーテンスに苛立ちを募らせ、敗戦後には悔しさからラケットタッチ(握手)を拒否。さらに、コートを後にする際には、イタリア語での“Fワード“を叫び、その声は虚しくもコート内外に響き渡っていた。
海外メディア『FOX SPORTS』によると、エラーニは試合後にインタビューで「彼女は試合開始から1時間ほどでケガ(痙攣)をしていたようだけど、今までにないほど走り回っていた」と主張。また、「車いすで運ばれたけど、結局今はロッカールームにいるか、レストランで元気そうに食事でもしているのだろう」と、納得がいかない様子だった。
さらに、「大げさな態度をとっていたことに私は腹が立った。彼女を祝福したいけれど、あんな態度を取らなくても勝てたはずよ」とバーテンスを激しく批判するようなコメントを残している。
これに対しバーテンスは「痙攣があったことは事実。試合の終盤は全身に痙攣が起きたわ」と主張。「彼女(エラーニ)には言いたいことを言う権利はあるけど、私が痙攣のふりをしていたというのなら、私は女優になれるかもしれないわね」と皮肉めいた反論を述べた。
続けて、「彼女の暴言にあまり良い気分はしないけど、マッチポイントを握りながら試合を終えられなかったことに対して、ただ単に自分自身に苛立っていただけよ」ともコメントしている。
文●中村光佑
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This end of match... ?
— We Are Tennis (@WeAreTennis) September 30, 2020
(Bertens won 7-6 3-6 9-7) https://t.co/le8ZYWC9eo
Wheelchair out on court to assist Kiki Bertens back to the locker room.
— WTA Insider (@WTA_insider) September 30, 2020
Has been able to share some laughs with the trainers, showing them her hands stuck in cramp. Taking some pills from the doctor. #RG20 pic.twitter.com/JwlTED5KKO
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