【テニスギア講座】「中古ラケット」ってちゃんと使えるの? 買う時の注意点を紹介!

【テニスギア講座】「中古ラケット」ってちゃんと使えるの? 買う時の注意点を紹介!

廃番になったラケットを手に入れるには、中古品に頼るのが常道。中古ショップにはかつての名機を多く揃える所もあり、そういう需要も少なくない。写真:スマッシュ編集部

中古のテニスラケットは新品に比べて破格に安いのが魅力です。そのモデルの人気度や消耗度によって違いますが、数千円で買えるものもあります。初めてテニスをする人は“お試し用”として、とりあえず安く買える中古を選んだりもするでしょう。

 一方ベテランプレーヤーなどだと、非常に気に入って愛用してきたモデルが廃番になり、同じものを買うことができない場合、中古市場によって救われる人もいます。

 皆さんそれぞれの理由があってのことですが、中古ラケットは最大の注意を払って買わないと、とても痛い目を見ることがあるのです。なぜなら中古品はこんなデメリットをはらんでいるからです。

■中古ラケットは、性能的ダメージを受けている場合が少なくない。外見的に同じでも、以前の所有者が強打者であれば内部素材・構造などのダメージは大きく、それを外見だけから判断するのは、ほぼ不可能

■トラブルがあった時に、それを保証してくれるシステムがない。新品ラケットには1年ほどの保証期間があるが、中古ラケットは仮に粗悪品を手にしても、泣き寝入りせねばならない危険が伴う
  中古市場を上手に利用するためには、いくつかのポイントがあります。それらを知った上で、賢い選択をしましょう。

 まず中古ラケットの販売システムには「買い取り販売」と「委託販売」の2種があります。全てがこうではありませんが、それぞれの一例を挙げると――

■買い取りの例=どんなラケットでも一律価格で買い取り、買い取り側が自由に価格を決めて販売

■委託販売の例=販売希望者からラケットを預かって展示し、購入者を待つ。販売希望者が自由に価格を決める(お任せの場合も)。手数料は販売価格の25%程度

 ネット中古販売や、中古を大量に扱っている店舗では、委託販売のような手数のかかる売り方はせず、扱いが楽な買い取り販売のケースが多いですね。買い取り販売スタイルは、流通量がとても多く、目当てのモデルを捜しやすいとも言えるでしょう。
  逆に委託販売スタイルは小規模なテニスショップが行なう場合が多く、メールや電話などでの細かい問い合わせにも答えてくれる印象があります。あなたが必要とするのは、どちらかをよく考えて選んでください。

 中古ラケット購入で失敗しないためには、中古ショップに足を運び、実際に自分の目で見て確かめるのが一番です。中身がどういう状態かはわからないにしても、納得して買うことができる商品かどうかを判断するのです。

 中古を扱うショップのスタッフにも説明してもらえるといいですね。自分の期待と想像だけでなく、ラケットに精通した方の経験を大いに活用させてもらいましょう。
  ただ、近所に中古販売店がないとか、希望アイテムが見つからないという時は、ネット販売の利用も仕方ありません。ただし、大量に商品があるからという理由だけで、安易にネット店を選ぶのは要注意です。ならば、どんなショップを選べば安心度が高いのでしょう?

 まず、使用状況についての記載が少ない所は避けましょう。できるだけ詳細なデータを記載しているネットショップを選ぶことを勧めます。実はそうした中には、実店舗があって対面販売しているが、遠隔地のお客さんにも利用してもらえるようにネットを活用している場合が少なくありません。ちゃんとした本拠があるショップは安心できそうですね。

 ネットでの中古購入は、とにかくたくさん見て、良心的に販売しているショップを選ぶ! というのが最大のコツです。

文●松尾高司(KAI project)

※『スマッシュ』2017年6月号より抜粋・再編集

【PHOTO】ラケットが激しいダメージを受ける、インパクトの瞬間!
 

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