「ファンのエネルギーが自分を奮い立たせる」ジョコビッチが全豪オープンでの観客導入を切望

「ファンのエネルギーが自分を奮い立たせる」ジョコビッチが全豪オープンでの観客導入を切望

来年1月に開催が予定される全豪オープンだが、果たしてジョコビッチが望むようなかたちは実現するのか…。(C)Getty Images

テニスの四大大会「全豪オープン(オーストラリア/メルボルン/屋外ハード)について、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が観客を収容した上での開催を望んでいることをイギリスのスポーツ専門サイト「sky sports」が報じている。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、オーストラリアのテニス連盟とビクトリア州政府の間で全豪オープンの開催可否が度々議論されているが、無観客での開催もシナリオの一つに含まれている。

 そんな中でジョコビッチは「メルボルン・パーク(開催地)の最大収容人数10,500人の50%を招待したい」と自身の考えを明かしており、その理由について「全豪オープンでは正常の状態に戻ることを願っている」と語っている。

 実際のところ、トーナメントディレクターのクレイグ・タイリー氏も観客を収容する場合、約50%の5,250人のファンを受け入れることを希望している。これに対しジョコビッチは「(2021年に)全豪オープンが開催されれば、観客が最大でも通常の半分ほどになると聞いている。でもそれは今の状況を考えれば非常に多い人数だと思う」と好意的だ。
  一方でジョコビッチは「(2020年は)4つのグランドスラムのうち3つとATPファイナルズ、そしてシンシナティやローマのようなマスターズ1000でもプレーすることができた」とした上で、「『奇妙なシーズン』という言葉が正しいかもしれないが、今季は半年の空白があったことを考えると、多くのトーナメントに出場できたような気がする」とコロナ禍の中でツアーが再開されたことについては満足しているようだ。

 それでも「拍手を聞いて、ファンの声を聞いて、彼らのエネルギーや感情を受け止めることで、コートにいる自分を奮い立たせることができる。それがないことが私たちプレーヤー共々物足りないと思っている部分だ」と観客の重要性を改めて感じ取ったという。

 新型コロナウイルスは現在も世界中で感染拡大が続いているため、来シーズンも感染対策の観点から何らかの制限を加えた形で各大会を開催することが予想されている。だが、ジョコビッチの言葉通り、テニスファンも一刻も早く以前の日常が戻ることを切に願っている。

文●中村光佑

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