女子テニス未来のナンバー1候補、シフィオンテクのチームメンバーとの関係から読み解く、謙虚さと可能性〈SMASH〉

女子テニス未来のナンバー1候補、シフィオンテクのチームメンバーとの関係から読み解く、謙虚さと可能性〈SMASH〉

全仏女王のシフィオンテクは、もっと多くのグランドスラムタイトルを狙っている。(C)Getty Images

19歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)は、スピード感のあるプレーで、昨年キャリア初のツアータイトルを全仏オープンで達成した。ボートでオリンピック選手となった父を持ち、生来の負けず嫌いで、姉に続いてテニスを始めたシフィオンテク。21年シーズンも上昇し続けるために、彼女をサポートするチームメンバーと、どのような戦略を練っているのだろか? WTA(女子テニス協会)公式サイトがインタビューした。

 まずは、全仏オープン優勝時に、今の目標は安定感だと言っていた、その点の取り組みはどうだろうか。「達成するには時間がもっと必要だと思います。メンタルコーチのダリア(・アブラオモヴィッチ)とも話していたのですが、これは毎日の練習の積み重ねで得られるものだと思います。大会について言うと、一年を通して安定した結果を出すことですが、自分ではまだ基本的な要素が足りていないと思っています。基本から始めていきます」と話し、彼女の謙虚さと勤勉さが伝わってくる。

 昨年のWTAアワードで、「コーチ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたピョートル・エルシュプトフスキー氏は、28歳と若いながら、チームの中心人物でもある。
  シフィオンテクは、「常に言っているように、テニスは個人のスポーツではありません。たくさんの人たちが、私を支えてくれています。ピョートルは4年も一緒にいてくれて、私のことをよく理解してくれています。そして一緒に成長してくれています」と、コーチと厚い信頼関係を持てていることがわかる。

「彼は本当に心が広く謙虚です。自分の選手がグランドスラムで優勝したと自慢してもいいのに……。 だけど、21年シーズンの目標について話している時、彼は私があと数回(グランドスラムに)優勝すれば満足するだろうと言ったんです。たった1度ではなく、私が安定して成熟した選手になることで、証明したいと思っています」

 彼女のポテンシャルと年齢を考えれば、これから何度もグランドスラムの頂点に立ちそうだ。全豪オープンに第15シードで出場しているシフィオンテクは、10日にイタリアのジョルジと2回戦を戦う。

文●東真奈美

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