錦織圭がドバイ選手権1回戦を突破。オペルカのビッグサービスを跳ね返して逆転勝ち!〈SMASH〉

錦織圭がドバイ選手権1回戦を突破。オペルカのビッグサービスを跳ね返して逆転勝ち!〈SMASH〉

ドバイ選手権1回戦、オペルカのサービスにしぶとく食らいつき、逆転勝ちした錦織。(C)Getty Images

男子テニスツアー「ドバイ選手権」(3月14日〜20日/アラブ首長国連邦・ドバイ/ハード/ATP500)は現地14日にシングルス1回戦が行なわれ、センターコートの第1試合に錦織圭(世界ランキング40位)が登場。ライリー・オペルカ(アメリカ/39位)に3−6、6−3、6−4で逆転勝ちし、2回戦にコマを進めた。

 23歳のオペルカは身長211センチのビッグサーバーで、先の全豪オープンでは出場選手中2位となる時速232キロをマーク。過去1年の1試合平均のエース数は19.3本で、これもツアー2位に当たる。錦織とは初対戦だが、ラリーの中でリズムを作っていく錦織にとっては、組みにくい相手と言えた。

 予想通り試合はオペルカがサービスで主導権を握る。220キロを超える強力サービスを連発し、錦織はなかなかリターンを返せず、ラリーに持ち込めない。自身のサービスゲームでは左右にサービスを散らして的を絞らせず、3−3までキープを続けたが、3−4からの第8ゲーム、オペルカの一か八かの強打が立て続けに決まり、錦織はサービスダウン。そのまま3−6で第1セットを失った。

 しかし第2セットに入ると、錦織の動きにキレが出てくる。オペルカのサービスをしぶとく返し、ラリーに持ち込んで粘り強くボールを拾い、相手のミスを引き出す。第4ゲームで初めてブレークに成功。その後、ラリー中に右足首を痛めてヒヤリとする場面もあったが、大事には至らず、着実にキープを続けて6−3で第2セットを奪い返した。
  第3セットは互いに譲らぬ展開。オペルカがサービスで優位を築けば、錦織はコートを広く使ってラリーを組み立て、ポイントを積み重ねる。とはいえ錦織のリターンが合ってきているのは明らかで、それがプレッシャーになったのか、オペルカは3−3で迎えたサービスゲーム、30-40から痛恨のダブルフォールト。錦織がそのワンチャンスでブレークに成功すると、あとは自分のサービスゲームをきっちりキープし、6−4で勝利を収めた。

 今シーズンの錦織は、ATPカップ、全豪オープンと3連敗を喫した後、ロッテルダム大会でベスト8入りし、復調の兆しを見せた。しかし続くマルセイユ大会1回戦では、早い仕掛けのピエール-ユーグ・エルベール(フランス)に完敗し、波に乗り切れずにいた。今回、エルベールに近い速攻タイプのオペルカに勝利したことで、ひとつ自信を獲得できたのではないか。

 錦織の2回戦の相手は、第5シードのダビド・ゴファン(ベルギー/14位)。今度は堅固なストローカーだ。過去の成績は錦織から見て3勝0敗だが、2015年カナダ・マスターズ以来の対戦で、参考にはならないだろう。錦織の今現在の調子を量る上で注目の試合となる。

構成●スマッシュ編集部

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