「SNSでの誹謗中傷は停学」…スマホにまつわる“校則”

「高校生のスマホ利用実態調査」で、8割以上がスマホにまつわる“校則”があると回答

記事まとめ

  • 「高校生のスマートフォン利用実態調査」で93%の高校生がスマホを所持していると判明
  • 全体の8割以上がスマートフォン・携帯電話に関する校則・ルールがあると回答した
  • 具体的な校則についての設問では、「SNSによる誹謗中傷は停学処分」との回答もあった

「SNSでの誹謗中傷は停学」…スマホにまつわる“校則”

「SNSでの誹謗中傷は停学」…スマホにまつわる“校則”

高校生とスマホのあるべき関係とは!?

 近年、生活の必需品ともなりつつあるスマートフォン。幼少期にすでにスマホが登場していた「スマホネイティブ」と呼ばれる中高生世代にとっては、日常の一部という感覚が強いかもしれない。

 そこで気になるのは、高校生はスマホでどんなことをしているのかということ。アンケートからは、現代の高校生とスマホとの関係が見えてきた。

 MMD研究所は8月26日〜31日にかけて、「高校生のスマートフォン利用実態調査」を実施。921人の高校生の男女を対象に調査を行ったところ、全体の93%もの高校生がスマホを所持していることがわかった。

 スマホを所持している人を対象に「普段スマホでしていること」を複数回答でたずねると、もっとも多かったのが「LINE」(92.1%)で、次いで「インターネット検索」(88.8%)、「音楽を聴く」(77.7%)という結果だった。なかには「勉強で活用」(38.5%)という、今どきの学生らしい回答もあった。
                   
 何かと便利なスマホだが、学校での使用には制限を設けられていることが多いようだ。「あなたの学校にはスマートフォン・携帯電話に関する校則・ルールはありますか」(複数回答)という設問では、全体の8割以上が、何かしらのルールがあると回答。もっとも多かったのは「授業中の使用禁止」で61.1%。「構内での使用禁止」(37.4%)がそれに次いで多かった。なかには、そもそも「学校への持ち込み禁止」(12.6%)としている学校も……。携帯・スマホに対して厳しい態度をとる学校も少なくないようだ。

 また、具体的な校則についてたずねた設問では、以下のような回答が寄せられた。

「アイコンなどに、許可を得てない友達との写真などを使わない」(女性・高校2年生・私立高校)
「制服写真を載せてはいけない」(女性・高校2年生・私立高校)
「教室に持ち込まず鍵がある自分のロッカーに入れる。テスト中に持ってたら失格」(男性・高校2年生・私立高校)
SNSによる誹謗中傷は停学処分」(男性・高専3年生・国公立)
 
 トラブル防止のためか、かなり細かな内容も目立つ。なかには「勉強アプリのみ」(女性・高校3年生・私立高校)、「ポケモンGOは禁止」(男性・高校3年生・国公立)のように、具体的な使用アプリについて触れている学校もあった。スマホでのトラブルを懸念してか、慎重な態度をとっている学校が多い印象を受けた。

 では、実際にスマホを通じてトラブルにあったという高校生はいるのだろうか。調査では、「迷惑メールが送られてきた」「ワンクリック詐欺の画面がでてきた」などの具体的な事例を挙げて、「実際に経験したことがあるか」を複数回答でたずねた。

 その中でもっとも多かったのは「迷惑メールが送られてきた」で59.5%。次いで「わいせつなバナー広告などがでてきた」(53.3%)、「知らない人から友達申請があった」(30.8%)が多かった。これらはすぐさまトラブルにつながるものではないが、なかには「ネット上にアップしてほしくない写真や個人情報をあげられた」(11.1%)、「自分の写真・個人情報を送るように強制された」(5.1%)といった回答もあった。

 スマホでのやり取りは、周囲の大人が把握できないことが多い。トラブルにならないよう、日頃からスマホとの付き合い方を話し合う機会をもうけてもいいかもしれない。(文・横田 泉)

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