アマゾン配信停止騒動で名称変更「リミテッド」の声

アマゾン配信停止騒動で名称変更「リミテッド」の声

今回のAmazonの姿勢に「俺様」的と指摘する声も ※この画像はサイトのスクリーンショットです

講談社が10月3日、アマゾンジャパンが運営する電子書籍の定額読み放題サービス「Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)」で、提供していた1000以上の作品すべてを、一方的に同サービスから削除されたとして、強く抗議するリリースを発表し波紋が広がっている。

8月3日にスタートし、洋書120万冊をはじめ、国内の小説や雑誌、漫画など12万冊の電子書籍が月額980円で読み放題で話題となった同サービス。しかしながら、1週間あまりで作品のラインナップが減り始めるという事態が起こり、ユーザーからは落胆が広がっていた。そして今回の講談社の発表で、Amazon側に一部作品が停止された旨を抗議している最中に、さらに作品すべてを削除されてしまったという経緯が判明した。

産経ニュースは削除理由について次のように報じている。「Kindle Unlimited」はダウンロード数に応じて、Amazonが出版社に利用料を支払う仕組みになっているという。しかしながら想定を上回る人気で、年内は規定の配分に上乗せして利用料を支払う契約を結んでいたことが災いし、予算不足のため人気作品などをサービスの対象から外したのではないか――。こうした一連の動きにTwitterでは、

「あれ、講談社側でなくAmazon側が配信止めたんだ」
「一連のkindle unlimitedの書籍減少全てに該当してるのかはわからないけど出版社側が削除してるのかと思ってた」
「ええ?Amazonやりたい放題すぎじゃない?この間も定額は冊数が減ったってニュースになってたのに」
「出版社は、ものすごく損をするから怒ってると思ったら、ものすごく得をする機会を失って怒ってるのか」

と出版社ではなくAmazonが削除していたことに驚きの声が寄せられた。一方で、

「本当にこれは何とかすべき。無理なら定額制なんかやめるべき」
「これをAmazon特有の問題で済ませていいものか。定額制サービス全般の構造的問題として考えることも大事であるような気がする」
「Amazonの『Kindle Unlimited』サービスは『Kindle limited』に名前変えた方がいいな」
「アマゾンのKindleUnlimited、アマゾンのワガママがUnlimitedで出版社の忍耐力がLimitedというオチが付いてしまった」

と定額制のビジネスモデルに疑問を呈する声とともに、“limited”を引き合いに出した皮肉さえも飛び出しているようだ。

定額制サービスとともに電子書籍普及に一役買うことが予想された「Kindle Unlimited」。読み放題サービスの思わぬ誤算から、出版社はもちろんユーザーにも不信感を募らせる結果となってしまったようだ。Amazon側はこの難題に対してどう折り合いをつけるのか、問題が次々と波及する前に、一刻も早い対応に期待したい。

(山中一生)


※当記事は2016年10月06日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。

関連記事(外部サイト)