見られなくなったサイトを過去に遡って調べられる"インターネットの図書館”「Wayback Machine」

見られなくなったサイトを過去に遡って調べられる"インターネットの図書館”「Wayback Machine」

@DIME アットダイム

 お気に入りだったサイトが、ある日突然リニューアルしてしまった。記憶にはあるんだけど、更新されてお目当ての情報にたどり着けない……。

 一分一秒の間にも、次々と新しい情報が届けられるネット。気がついた瞬間に控えておかなければ、お目当ての情報と“おさらば”なんてことも多々あるのではないだろうか。しかし、そんなときに役立つ便利なサービスが存在する。インターネットの“図書館”ともいわれる「Internet Archive」にある、「Wayback Machine」という機能だ。

 使い方は簡単。サイト上のフォームへ、情報をたどりたいサイトのアドレスを入力するだけでよい。

 任意のアドレスを入れてフォーム下のボタン「BROWSE HISTORY」を押すか、エンターキーを押すと画面が遷移する。画面上部のグラフからは年代を、画面下部のカレンダーでは、水色の丸印で囲まれた日付けを選べばその日の情報を閲覧することができる。

 ためしに、当サイトの情報をさかのぼってみた。「Wayback Machine」に保存された最古のデータ、2012年2月7日のものだが、サイトのレイアウトや色合いが現在と異なっているのが分かるだろう。さらに、ページ内のトピックス「5つの鉄則で選ぶ『ハイスペック・ミラーレス』デジカメ入門」をクリックしてみる。

 このように過去の記事をたどることができる。下にスクロールしてみると、詳細もバッチリ閲覧可能だ。ただし、注意が必要なのは、すべてのページが見られるわけではないということ。閲覧できるのは「Wayback Machine」上に保存されているデータのみ。また、ページを閲覧できる場合でも、レイアウトを形作るためのプログラム言語「CSS」や画像のリンク切れにより、表示が壊れている場合もある。

 どれほどのデータが保存されているかは、サイトの左上に表示された数字から読み取ることができる。当サイトの場合には「154captures」となっているため、本稿を執筆する2016年9月5日時点では、154日分のデータが保存されているということ。この部分をクリックすると、冒頭のカレンダーが表示されていた画面へと戻る。ちなみに、該当箇所の下部にある数字は保存されたデータの期間を表している。

 ネットは便利であるものの、情報の移り変わりがとにかく早く、変化の激しいメディアでもある。この機能を使えば、例えば、仕事上でどうしても過去の情報を調べなければならない場合や、気になる芸能人や著名人の歴史を知りたい場合にもきっと役立つ。

 ひょっとしたら、忘れ去っていた自分の“黒歴史”にふれてしまうなんていう機会もあるだろうが、そのあたりは、個々人のさじ加減により使い方を考えてもらえればと思う。

文/カネコシュウヘイ

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