HTC『Vive』は他のVR機と比べて、何がスゴいのか?

HTC『Vive』は他のVR機と比べて、何がスゴいのか?

@DIME アットダイム

HTCは、VRシステム「Vive」のブースを東京ゲームショウ2016に初出展して話題となった。事前に原宿のリストランテ ベニーレ・ベニーレで開催された説明会では、HTC NIPPON代表取締役社長の玉野浩氏とHTCの北アジア統括代表取締役のジャック・トン氏による挨拶、そしてパートナー企業の担当者が登壇して概要を説明した。


HTCの玉野浩氏、ジャック・トン氏と登壇したパートナー企業の担当者。さまざまな分野からパートナー企業が参加していた。


東京ゲームショウ2016の「Vive」ブースのイメージ。7つのコーナーを用意する予定。

「Vive」はHTCとValveによって共同開発されたVRシステム。ルームスケールにより部屋全体をVRの舞台にでき、自由に歩き回れるVR体験が可能。ルームスケール設定で対角線上に最大5mのエリア内の動きをサポートする(最小2m×1.5mのプレイエリアが必要)。

ジャック・トン氏は、「HTCが東京ゲームショウ2016に初出展できることを大変うれしく思っています。『Vive』のエコシステムを形成する国内外の強力な戦略パートナーさんに協力していただき、盛大なブースを展開します」とコメント。さらにMSIの最新ゲーミングノートPCと「Vive」をバンドルしたプレミアムパッケージの販売も発表。こちらは9月13日より予約がスタートする。

「東京ゲームショウ後も「Vive」の価値や面白さや没入感を知っていただくために、いろいろなタッチアンドトライのポイントは増やしていきたい。パートナー企業さんの店頭でも試遊ができるようにします。引き続き注目していただければと思います」(ジャック・トン氏)


HTC NIPPONの玉野浩氏。


HTCの北アジア統括代表取締役のジャック・トン氏。東京ゲームショウ2016に対する意気込みと今後の「Vive」について語った。

ジャック・トン氏の挨拶のあとには、パートナー企業がそれぞれの出展内容について発表した。

まずAMDと講談社が、共同出展する「Hop Step Sing!」について発表。ステージ上のアイドルを応援する、日本発のコンテンツ例として展示される。講談社には、VR開発専門のチームがあり、「Hop Step Sing!」はその第1弾。今回はコントローラを使ってペンライトを振りながらアイドルを応援できる特別機能を搭載し、コンサート会場で本当にアイドルを応援している気分が味わえるという。

 
AMDと講談社の担当者。「Hop Step Sing!」は講談社とポリゴンピクチュアズが制作を手掛けるVRコンテンツ。かなり人気を集めそうだ。

MSIは、「Vive」を接続して背負って活用するバックパック型VR対応PC『MSI VR One』を発表。高性能PCを背負ってヘッドマウントディスプレイを装着することで、VR体験の制限となっていたデスクトップPCとの接続ケーブルの問題を解消。重量は約3.6kgで実際に使ってみると重さを感じさせないという。さらに2個の外付けバッテリーを搭載可能で、プレー中も中断せずにバッテリー交換が可能になった。こちらは11月の国内発売を予定している。


会場で披露されたバックパックPCの『MSI VR One』。背負って使うので、VR体験時にも動きやすくなりそうだ。

KDDIは『スペースチャンネル5VRウキウキビューイングショー』を出展予定。KDDIは通信とVRを組み合わせることで何ができるのかという試みを社内外で連携してやっており、今回もチャレンジしたという。国内の通信事業者としては初となる複数人が参加したルームスケール機能を活用したVRコンテンツで、プレーヤー2人とガイド1人が同じVR空間を共有してコミュニケーションやゲームができる。


KDDIのコンセプトは「ドアでつながる。みんなでつながる。新しいVR体験」。15年ぶりに登場する『スペースチャンネル5』だが、反響も大きいとKDDI担当者もコメント。

スクウェア・エニックスとグリーが開発し、来春に製品版をリリース予定の『乖離性ミリオンアーサーVR』のデモ版が「Vive」ブースで体験可能。人気コンテンツのVR版で、敵キャラクターとカードバトルをするが、担当者は「UIにこだわって作っているので、ぜひ体験してほしい」とコメントした。『乖離性ミリオンアーサーVR』は、全国の販売店の「Vive」店頭デモコーナーでも試遊が可能になる予定だ。


『乖離性ミリオンアーサーVR』のイメージ。VRならではのUIによる戦闘は臨場感もすごそうだ。


販売店としてドスパラの西尾伸雄社長が登壇。「僕自身が体験してVRはすごいと思い、全従業員にVRを体験させました。ドスパラの店舗を接点にVRを広げて、専門店として導入部を担っていきたい」と語った。


サードウェーブデジノスの田中基文社長も登壇した。同社のPC『GALLERIA Gamemaster』シリーズは、「Vive」を快適に動かすことができ、セット商品も用意。

東京ゲームショウ2016では、初めて「VRエリア」が開設されて、30以上の企業が出展予定。その中でもHTCの「Vive」ブースは大きな注目を集めそうだ。

 
会場内には「Vive」を体験できるスペースもあった。2つのコントローラを使用し、ルームスケールにより、動きのあるVR体験が楽しめた。

文/久村竜二

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