2年縛りが解けた『iPhone 6/6 Plus』ユーザーは『iPhone 7』に乗り換えないと損なのか?

2年縛りが解けた『iPhone 6/6 Plus』ユーザーは『iPhone 7』に乗り換えないと損なのか?

@DIME アットダイム

ついに『iPhone 7/7 Plus』が発売されました。買おうか、買うまいか、迷っている人も多いのではないでしょうか。

特に『iPhone 6/6 Plus』ユーザーで、発売後すぐに大手キャリアで契約した人は、この10月が2年縛りの解けるタイミングです。ずばり、このタイミングは機種変更やMNPでの乗り換えの絶好機と言えます。

なぜか?

実はこの解約月から約2か月間の更新期間が過ぎると、知らないうちに契約は自動更新され、違約金なく解約できるのはさらに2年後になってしまいます。もし、その間に解約しようとすると9500円の解約金がかかります。また、端末の販売価格を補助する月々の割引もなくなり、毎月の料金が高くなるケースも生じてしまうのです!

いかがでしょう? このタイミングが、アナタのこの先2年を決める岐路だということがわかっていただけたのではないでしょうか。

■新機種に乗り換えなくちゃダメなのか?

ただ、積極的に新機種に乗り換えたい人ばかりではないでしょう。かつては時間が経つにつれ動作が遅くなったり、バッテリーが持たなくなったりと、最新モデルに乗り換える動機は強いものでした。ですが、最近のスマホは経年による劣化が少ないうえ、最新機種と2年前の機種を比べてもそこまで劇的な変化は少なくなってきています。特に今回は実質0円といった販売がなくなったことで、機種変更にお金がかかります。しかも、『iPhone 7』は、デザイン上に大きな変更はなく、イヤホンジャックがなくなったりと乗り替えを躊躇するような懸念点もちらほら…。『iPhone 6』が元気に動いていて、何の不満もない、できることなら、このまま使い続けたいという人もいるのではないでしょうか。

手持ちの端末を使い続ければ、新たな出費は0円ですが、さらに考えたいのは、月々のランニングコストです。ご存知のように、大手キャリアの通信費は、MVNOに比べて割高です。新機種を安く購入しないのであれば、純粋に通信費の安いMVNOに乗り換えることで、出費を大きく抑えられます。

例えば、大手キャリアで契約を更新する場合と、MVNOに乗り換えた場合の、毎月の料金差は以下のようになります。格安スマホ(格安SIM)と呼ばれるサービスを提供するMVNOには数多くのプランがありますが、今回ドコモのウルトラデータLパック(20GB)と比較するに当たって、LTEのデータ通信が使い放題の「U-mobile PREMIUM 通話プラス」を例に比較してみました。これは大手キャリアのような毎月○GBといった通信容量の制限がないサービスで、月末の容量制限に怯える必要もありません。このようにMVNOの中にはそれぞれの使い方に合わせたプランを用意しているところも多くあります。通話も定額のサービスも出てきたので、サービススペックとしてますます大手キャリアとの差もなくなってきていると言えるでしょう

毎月の差は3820円。2年間(24か月)では、9万1680円。MVNOに乗り換える際の登録事務手数料を割り引いても、9万円近い額です。

■キャリア別乗り換え方法

ここまで読んで格安スマホ(格安SIM)に乗り換えたくなった人もいるのではないでしょうか。乗り換える場合、実は手持ちのiPhoneをどのキャリアで購入したかによって、乗り替えの方法が変わってきます。でも、基本的な流れはどのキャリアでも一緒で、とても簡単です。以下にその流れを説明します。

まずは手持ちのiPhoneはどこのキャリアで買ったものか確認します。

●ドコモの『iPhone 6/6 Plus』の場合

ドコモで購入した『iPhone 6/6 Plus』は、そのままMVNOで利用できます。これはほとんどのMVNOがドコモのネットワークを使用しているためです。SIMロック解除の必要もありません(ちなみに、キャリアモデルでロック解除に対応しているのは『iPhone 6s/6s Plus』からですが)。

さらにうれしいのは、『iPhone 6/6 Plus』であれば、MVNOでテザリングが利用できます。ドコモのAndroid端末も、そのままMVNOで使用できますが、テザリングできないことが多く、これはiPhoneならではのメリットです。

● au『iPhone 6/6 Plus』の場合

問題はauやソフトバンクで購入したケースです。auのiPhoneであれば、auのネットワークを使用しているMVNO(mineoなど)が使えます。ただ、MVNOやプランの選択肢が限られるのと、au系MVNOではiPhoneでのテザリングに対応していません。

●ソフトバンクの『iPhone 6/6 Plus』の場合

ソフトバンクで購入したモデルはさらに深刻です。ソフトバンクのネットワークを使用しているMVNOは現在のところ存在しません。『iPhone 6s/6s Plus』以降であれば、SIMロック解除に対応しているので格安SIMが使えるのですが、『iPhone 6/6 Plus』ユーザーは辛いところです。

では、どうするか? 端末を中古ショップなどに買い取ってもらい、代わりにドコモの中古iPhoneを購入して使うといったやり方も考えられます。端末の当たり外れがありますが、中古でも気にならない人であれば、ひとつの方法です。

また、自己責任で行っていただきたい裏技ですが、「ファクトリーアンロック」という方法もあります。これは、IMEIと呼ばれるiPhoneのシリアル番号をサービス業者に伝え、端末を手元に置いたままSIMロックを解除してもらえるサービスです。いわゆるSIMフリー端末となるため、MVNOだけでなく海外のプリペイドSIMなども使えるようになります。料金は、端末や業者によって異なりますが、『iPhone 6/6 Plus』の場合、2万円以下に設定しているサービスが多いですね。

ただ、ファクトリーアンロックは、申し込みしてすぐにSIMロックが解除されるわけではなく、数週間から数ヶ月といった時間がかかる場合があります。またメーカーの公式サービスではないため、それなりの知識や最悪端末が使えなくなる覚悟も必要なのであまりオススメできません。

端末の準備が整ったら実際に乗り換え手続きを進めてみましょう。

 

<乗り換え手順>

1.各キャリアのマイページでの契約情報を確認

●ドコモ 「My docomo」
●au 「お客さまサポート」
●ソフトバンク 「My SoftBank」

2. MNP予約番号の発行

解約手続きをすませ、MNP予約番号を取得します。MNP予約番号は専用の電話や各ショップにて発行してもらえます。MNP転出事務手数料2000円を支払えば、転出の準備はOK。ドコモはHPからも申し込み可能です。

●ドコモ
ドコモの携帯電話から:「151」(通話無料)
一般電話から:0120-800-000(通話無料)
【受付時間】9:00〜20:00
「My docomo」

●au
auの携帯電話から:「157」(通話料無料)
一般電話から:0077-75470(通話無料)
【受付時間】9:00〜20:00

●ソフトバンク
ソフトバンクの携帯電話から:「*5533」(通話無料)
一般電話から:0800-100-5533(通話無料)
【受付時間】9:00〜20:00

3.MNP予約番号を入力してMVNOへ申込み

各MVNOのHPもしくは店頭で、申し込み。MNP予約番号以外に必要なものは以下の3点のみ。

・Eメールアドレス
・クレジットカード
・本人確認書類の画像データ

4.申込手続き後は、届いたSIMを差して設定をするだけ

HPから申し込んだ場合は新たなSIMカードが送られてくるので、それが手元に届いたら手持ちのiPhoneにそのSIMを差して、簡単な設定をするだけです。設定方法は同梱の説明書や、各MVNOのHPにて説明があるので、それに従っていけば問題ないでしょう。SIMカードが手元に届くまでスマホが使えなくなるのではという懸念もあるかもしれませんが、SIMが手元に届いてからネットで開通依頼を行なうこともできるので、店舗に足を運ばず、自宅で即日乗り換えもできます。

●まとめ

いかがでしょうか。SIMフリーのスマホしか格安SIMが使えないと思っていたり、スマホを買い替えなくちゃいけないと思っている人もまだ多いのですが、『iPhone 6/6 Plus』 を含め、ドコモの端末であれば、そのままMVNOに乗り換えることが可能です。毎月のランニングコストは大きく下げられますし、2年後にはiPhoneの新機種(iPhone 8?)、しかもSIMフリーモデルが買えるほどの額になります。

また、手持ちの『iPhone 6/6 Plus』を本人ではなく、お子さんなどに譲ってMVNOで格安に運用するのも、家族持ちの方にはおすすめの方法です。

文/呉 政男

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