1日でも長くパソコンを使うには?プロが教えるデータ整理の基本

1日でも長くパソコンを使うには?プロが教えるデータ整理の基本

@DIME アットダイム

■連載/パソコン&スマホ「サポートスタッフだけが知っている“プロのテクニック”」

パソコンを少しでも長く使うため、日頃のメンテナンスは重要。ところが、良かれと思ったセルフメンテナンスが、逆にパソコンの寿命を縮めてしまうことがあるのです……。

はじめまして、日本PCサービスの松本です。弊社では、パソコントラブルに見舞われたお客様の元にすぐ駆けつける「ドクター・ホームネット」を運営しています。トラブルの原因を見つけるため、お客さまに話を聞くと、「間違ったセルフメンテナンス」がきっかけで、故障を引き起こしていることがあります。

■デフラグはやりすぎに注意!

パソコンの動きが遅くなったと感じ、メンテナンスの1つとして「デフラグ」を実行することがあると思います。

パソコンのファイルやアプリケーションは、小さなデータの集合体です。しかし、1つ1つのデータがHDD(ハードディスク)内でバラバラになっていると、全てを探すのにパソコンが苦労して、その分負荷がかかります。それを解消するために、データの整理整頓をするのが「デフラグ」です。

整理整頓なら、毎日したほうがよいと思う人は少なくありません。しかし、逆にやりすぎてしまうと、パソコンの寿命を縮める原因になるのです。

デフラグを頻繁にすることは、年末にする大掃除を毎日するようなものです。パソコンがその分疲弊してしまいますので、長い目でみるとHDDの寿命が逆に縮まることになるのです。

■古いパソコンは、デフラグ前にシステムチェックを

使用年数が長くなってきたパソコンにデフラグをかける時も注意が必要です。

デフラグは、あくまでもデータを整理整頓する作業です。システムを修復する効果はありません。

仮にHDDに不具合が起きている状態でデフラグを実行すると、かえってダメージを与えてしまうことになりかねません。風邪をひいているにも関わらず、無理やり大掃除をさせられるようなもので、より症状を悪化させかねないからです。

デフラグをかける際は、まずシステムチェックを行ないましょう。問題がないと分かってからデフラグを実行してください。パソコンの気持ちになって、大切に使ってあげることが長持ちさせる上で重要なポイントです。

■アプリやファイルの削除は慎重に!

使っているうちにHDDの容量が足りなくなり、いらないデータを削除をすることがあります。しかし削除する際は、本当に捨てて良いデータなのかを慎重に確認しましょう。

特に気をつけて欲しいのが、アプリケーションの削除です。

アプリケーションのアイコンをゴミ箱に捨てて、アンイストールしたつもりになっている人が時折見受けられます。しかし、それでは完全にアンイストールされていないのです。

例えばウイルス対策のアプリケーションを、アイコンだけゴミ箱に捨てたとすると、パソコン自体は「まだアンインストールされていない」と思っているため、ウイルスチェックを行なおうとアプリケーション本体を探しはじめます。

しかし、探せど探せど、アプリケーションが見つかりません。何度もおなじところをグルグル回って、見つかるはずのない探しものを続けるのです。

無駄な動きをするため、パソコンに余計な負荷がかかり、寿命を縮めてしまいます。

そうならないためにも、アプリケーションはゴミ箱に入れて削除するのではなく、必ずコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から、正式にアンインストールの指示を行いましょう。

■スタートアップを停める

無駄な動きをさせないという意味では、不要なスタートアップを停めるのも良いメンテナンス方法です。

スタートアップとは、パソコンの起動時に自動でアプリケーションを立ち上げさせる機能です。

アプリケーションをインストールする際に、起動時にアプリを立ち上げるといった選択肢が出て、そのままOKすると、毎回自動的に立ち上がってしまいます。

使わないアプリケーションを無駄に立ち上げさせてしまうことは、パソコンに余計な負荷を与えてしまいます。必要がある時に立ち上げれば良いので、不要なものはスタートアップの設定をオフにしましょう。

パソコンを長持ちさせるコツは、とにかく「無駄に頑張らせない」ことです。人間もパソコンも同じということですね。無駄な作業をせず、パソコンを長く大切に使っていきましょう。

文/松本明大
日本PCサービスが運営する「ドクター・ホームネット」 埼玉大宮店店長。パソコンのセルフメンテナンスはもちろん、 デジタル機器でお困りの際には、こちらへお気軽にご連絡ください→ 0120-611049

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