見放題・定額制の映像配信サービス、一番人気は?

見放題・定額制の映像配信サービス、一番人気は?

画像提供:マイナビニュース

●スマホやタブレットでも見られること、知ってた?
「Amazonプライム・ビデオ」「Hulu」「Netflix」など、サービス名を目にする機会が増えてきた定額制の映像見放題サービス。このたび、マイナビニュース会員に向け定額制の映像見放題サービスに関するインターネットアンケートを実施した。本稿ではアンケートの結果をもとに、マイナビニュース会員が定額制映像配信(VOD)サービスをどのように受け止めているのか、現在利用している人の意見にも注目しながら見ていきたい。

最初に「定額制の映像見放題サービスを使っていますか」という質問には、35.7%が「はい」であったのに対して、「いいえ」が64.3%と上回った。以前紹介した定額制音楽配信サービスの利用に関するアンケート調査と比べても、利用者の割合はあまり変わらない結果となった。

○VODサービスを「使わない理由」

回答全体での男女比は男性が64%、女性は36%。VODサービスの利用について「いいえ」と答えた回答者の年齢分布は40代が37%、30代が27%とこれに続いた。以下は50代が19%、60代が11%、20代が6%という内訳になる。

VODサービスを現在使っていない理由については、定額制音楽配信サービスに対する声と同様に「値段が高い」と指摘する声が40%と最も多かった。続いて「自宅で映画やアニメなどをあまり見ない」という回答が22%に上っているが、この結果からは、多くのVODサービスはスマホやタブレットを使ってストリーミング再生、またはダウンロードして屋外でも楽しめることが浸透していないことがうかがえる。

このほか「定額制の映像見放題サービス以外の方法で映画やアニメを見ている」(13%)、「定額制の映像見放題サービスについてよく知らない」(11%)、「見たいコンテンツがそろっていない」(10%)という順に回答が多かった。

○音楽・映像ともに強いAmazon。Huluも人気

次に、使っている映像見放題サービスについて質問(複数回答可)。国内で提供されているものの中から比較的利用者が多いとされている人気のVODサービスを選択肢に用意し、使っているサービスを選んでもらった。

なおVODサービスの利用について「はい」と答えた人の男女比は、男性が69%、女性が31%と男性側に寄った。年齢分布は40代が最も多く32%となり、これに僅差で30代が30%と続いた。後続は20代の18%、50代の16%が肩を並べたほか、60代の回答も4%あった。

利用しているVODサービスのトップは「Amazonプライム・ビデオ」(36%)となり、定額制音楽配信サービスのアンケートに続く二冠を獲得。2位は「Hulu」の29%で、以降回答数の多いサービスを順に並べると「TSUTAYA movie」(15%)、「dTV」(14%)、「フジテレビオンデマンド」(13%)、「U-NEXT」(12%)、「Netflix」(10%)、「auビデオパス」(8%)となった。

さらに、各サービスの「満足できている点」と「不満に感じる点」をフリーアンサー形式できいた。次のページでは、上位のAmazonプライム・ビデオから順に、回答内容の一部を抜粋してご紹介しよう。

●各サービスの気に入っているところ、不満なところ
○各サービスの気に入っているところ、不満なところ

Amazonプライム・ビデオ

音楽配信サービスの「Amazon Prime Music」や宅配特典などをまとめて年間3,900円(税込)で利用できるプライムサービスの一環であるため、月額325円(税込)のお手頃さをメリットに挙げる声が多かった。「宅配サービスや音楽配信もよく利用している」という回答も寄せられている。また、同サービス以外にも複数のVODサービスを平行利用している回答者も比較的多かった。Amazonではオリジナルの映像コンテンツ製作にも力を入れており、これが「わざわざプライム・ビデオを利用する意味」につながっているようだ。

反対に、不満に感じる点としては、オンデマンドで配信されている新作タイトルの充実ぶりに比べて、見放題のコンテンツが物足りないという声があった。Amazonでは4K映像コンテンツの配信にも力を入れているものの、画質への不満も寄せられていた。

Hulu

海外・国内ドラマが充実していることをHuluの魅力に挙げるユーザーが多く、今回のアンケートでもこれを満足している理由とする回答があった。国内のドラマやバラエティなど放送中の番組をチェックできる「見逃し配信」の人気も高いようだ。海外ドラマやニュース、ドキュメンタリー、一部のスポーツ番組などはリアルタイム配信を行っていることについても、魅力として受け止められている。なお、不満点として、モバイル端末などにコンテンツをダウンロードし、オフライン再生する機能がないことが挙げられた。

TSUTAYA Movie

TSUTAYAといえばリアル店舗でのレンタルBD/DVDの大手でもあるが、VODサービスの登場により「ディスクの返却が不要」になったことが満足という回答が寄せられた。不満点としては新作の見逃し配信をもっと充実させて欲しいという意見があった。

dTV

dTVは、国内のVODサービスの中でも特に人気邦画のスピンオフドラマなどオリジナルコンテンツの製作・配信に力を入れている。オリジナルコンテンツや、テレビで放送中のアニメの最新話がタイムリーに追加されるスピード感については評価が高いようだ。ドコモのモバイル向け映像配信サービスが母体であることから、キャリア決済に対応していたりスマホでの使い勝手がよいことに満足を感じるという意見もあった。

フジテレビオンデマンド

フジテレビが運営する映像配信には、放送中の最新番組を放送終了後から最大7日間は無料で楽しめる「プラスセブン」のサービスがあり、これが好評を博しているようだ。スポーツ系コンテンツのチェックに活用しているという回答も寄せられた。

U-NEXT

U-NEXTについては月額1,990円(税別)という利用料金について、「高い」「安い」という両方の意見が見られた。単純に他社の映像サービスに比べると割高に見えるかもしれないが、5万本を超える見放題コンテンツのほかに、電子書籍版の雑誌70誌以上が読み放題になり、オンデマンド配信コンテンツの視聴などに利用できるU-NEXTポイントのプレゼントが活用できることを考慮すれば「割安である」という回答もあった。

Netflix

Netflixについては、充実したオリジナルコンテンツや、4K配信も展開することから「映像の画質」に満足と答える向きがあった。不満を指摘する声の中には、コンテンツのカテゴリ区分が分かりづらい、あるいは検索の操作性を高めてほしいという指摘が見られた。

auビデオパス

auビデオパスについては、月額562円(税別)の利用料金がお手頃で満足しているという回答があった。一方で見放題コンテンツの更新頻度をもっと高めて欲しいという意見も寄せられている。

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VODサービスについては現状、テレビの地上波にないプログラムを補完しながら活用するユーザーが多いようだ。またHuluやフジテレビオンデマンドなど、見逃し配信をメニューに持つサービスも人気が高い。映画などはレンタルショップに足を運んでディスクをやり取りする手間がなくなったことをメリットとして感じているユーザーも多いようだ。

不満の声の中には、実際に使ってみると忙しくて映像を見られないことがあるため、サービスの利用継続を断念したという声もあった。モバイル視聴に対応するサービスの事業者は、スマホやタブレットで外出先でも視聴できることについて、周知に力を入れていく必要があるのかもしれない。

次回はアンケート結果を踏まえながら、いま人気のVODサービスの特徴をまとめてみたい。

調査時期: 2017年5月25日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女502名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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