どれに加入するか迷っている人に、映像配信サービスの特徴まとめ

どれに加入するか迷っている人に、映像配信サービスの特徴まとめ

画像提供:マイナビニュース

もうすぐ夏休みシーズンがやってくる。家族が揃いやすいこの時期、定額制の映像見放題サービスを活用し、家庭で映画やドラマを楽しむのも良さそうだ。先日、マイナビニュース会員を対象に定額制の映像配信サービスに関するインターネットアンケートが実施されたが、今回はその中で人気が高かったサービスについて、それぞれの特徴やおすすめポイントを紹介する。家庭のテレビがスマートテレビ (インターネット接続できるテレビ)であれば、視聴アプリを追加するだけで楽しめるサービスもあるので、ぜひチェックしてみてほしい。

○Amazonプライム・ビデオ

圧倒的なコストパフォーマンス

Amazonプライム・ビデオは、年会費3,900円(税込)のAmazonプライム会員に向けたサービス。登録すれば、宅配サービスの「お急ぎ便/お届け日時指定便」が使い放題になったり、聴き放題の音楽配信「Amazon Prime Music」も利用できたりと、圧倒的なコスパの高さで人気を集める。先の会員アンケートでも利用者数が最も多いサービスだった。

コンテンツの品揃えは狭く浅い傾向にあったが、2015年9月に国内でのサービスがスタートして以降、徐々にラインナップが増えてきている。最近は園子温監督の『TOKYO VAMPIRE HOTEL』や『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』など、Amazonプライム・ビデオでしか見られないオリジナル作品が話題を呼んでいるようだ。

見放題のコンテンツ以外にも、都度課金でレンタルまたは購入して見られる新作映画などが充実している。モバイル端末のダウンロードにも対応し、通勤など移動時間中のオフライン視聴も可能だ。スマホ向けの4K HDR動画配信もいち早くスタートしている。また、スティック型端末「Fire TV Stick」やタブレット端末の「Fire」シリーズなど、視聴デバイスが充実しているのはAmazonのサービスならではといったところ。

○Hulu

見逃し配信やリアルタイム配信が人気

アメリカのHuluは、2011年に日本向けのサービスを開始し、その後は海外ドラマが多数揃う映像配信サービスとして会員を増やしてきた。2014年には国内向け事業を日本テレビに譲渡し、以後は日本のドラマやアニメも拡充。ドラマやバラエティ番組を放送直後から配信する「見逃し配信」や、スポーツに海外ニュースの「リアルタイム配信」など、コンテンツを様々な形態で楽しめるのも人気の理由だ。月額料金は933円(税別)、無料トライアル期間は2週間とやや短め。

対応端末も幅広く、インターネットにつながるスマートテレビの多くでアプリを提供しているので、映像配信サービスの入門にも向いている。画質は最高でフルHDに対応。ラインナップは、Hulu独占の海外・国内コンテンツが充実している一方、映画はやや薄めな印象。また、スマホアプリにコンテンツをダウンロードしてのオフライン再生はできない。外出先で楽しむのであれば、LTEネットワークだけでなく、ホテルやカフェなどで提供されているWi-Fiも上手に活用したい。

○TSUTAYA movie

レンタルの老舗らしい幅広いコンテンツ

TSUTAYAはスマートテレビ向けの映像配信サービスをいち早く始めたブランドだが、2016年にU-NEXTとタッグを組み、「TSUTAYA movie」としてスマホやタブレットでも手軽に使えるようサービスをリニューアルした。テレビやディスプレイのHDMI端子に接続するだけで手軽にTSUTAYA movieのコンテンツが楽しめて、Wi-Fiルーターにもなるスティック型端末「Air Stick」も発売され、一人暮らしのユーザーから好評を得ていると聞く。オフライン視聴にも対応。プリペイドの「TSUTAYA movieカード」を使えば、クレジットカードを持っていないユーザーも利用できる。

DVD・BDレンタルの老舗ブランドらしく、コンテンツはまんべんなく揃える印象。見放題コンテンツの中にマニアックな洋画作品が含まれていたりもする。都度課金レンタルの作品もバラエティ豊かだ。見放題の「レギュラープラン」は料金が月額950円(税別)。アダルト作品に強いのも特徴で、月額1,950円(税別)でアダルト作品の見放題と都度課金コンテンツを楽しめるレンタルチケットが毎月2枚付いてくる「フルプラン」も設ける。

○dTV

ビギナー層とこだわり層の両方をカバー

NTTドコモとエイベックス・デジタルによる映像配信サービス。dアカウントを取得すれば、ドコモのユーザー以外も月額500円(税別)のお手頃価格で楽しめる。人気映画のスピンオフドラマなどオリジナルコンテンツから、国内のバラエティ番組、アニメ、韓流、音声付きマンガまで幅広く揃えており、ビギナー層、特に女性ユーザーを多く獲得しているのが特徴だ。スマートテレビやスマホ、タブレット、Google Chromecastなど対応端末も多い。モバイル端末ではオフライン視聴も楽しめるが、国外では視聴ができなくなるので注意が必要だ。

また、人気ハリウッド映画のスマホ向け4K HDR配信もスタート。ソニーの「Xperia XZ Premium」(NTTドコモの2017年夏モデル)なら、高画質映像の実力がフルに発揮される。スマホ向けには、独自制作のVR映像を配信する「dTV VR」アプリも用意しており、いわゆる「ハコスコ」などを買い足すだけでVRが楽しめる。

○FOD(フジテレビオンデマンド)プレミアム

過去の名作ドラマが楽しめる

フジテレビが運営する映像配信サービス。見放題作品のほか、コミックや小説など電子書籍が利用でき、月額は888円(税別)。フジテレビでは、最新のドラマやバラエティが無料で見られる「プラスセブン」も用意するが、こちらは視聴期限が放送終了後7日間までのため「TVer(ティーバー)」の形態に近く、見放題とは異なるサービスだ。

FODは、フジテレビが過去に放送した名作ドラマ、番組の見逃し配信、電子書籍のサービスがユーザーを惹き付けているようだ。定額見放題の「プレミアム」以外にも、スポーツ中継や音楽ライブなど、別料金・別メニューの見放題サービスが充実しているのも特徴。ただし、ユーザーインタフェースが使いづらかったり、モバイル端末でのオフライン視聴に対応していないことを不便と指摘する声もあるようだ。

○U-NEXT

少しお高め……と思いきや?

月額料金が1,990円(税別)と、他社の映像配信サービスに比べるとやや割高のように見えるが、アダルト作品を含む動画見放題のほか、都度課金コンテンツの視聴などに使える毎月1,200円分のU-NEXTポイント、約70誌の雑誌読み放題が付いてくる、盛りだくさんのサービスだ。1件の登録で3件までのアカウントを追加できる(合計4人分)ので、契約者本人と家族が同時に別々のコンテンツを楽しめる。一人当たり約500円と考えれば、ファミリーにはとても経済的な映像配信サービスと言えそう。オフライン視聴サービスにも対応。無料トライアル期間は31日間だ。

映画や国内・海外の人気ドラマや、アニメ、韓流の作品が充実。国内放送局(日本テレビ / テレビ朝日 / TBS / TV TOKYO)のオンデマンド配信と連携して、見逃し配信対応のコンテンツにも力を入れている。またU-NEXTは、フルHDから4Kまで映像の高品質化にいち早く取り組んできた。同様にサウンド面も力が入っており、5.1chドルビーオーディオのコンテンツも用意している。

○Netflix

「世界最大手」を生かしたラインナップ

日本では2015年9月からサービスを開始したアメリカのNetflixは、世界最大手の映像配信サービス事業者として知られている。2017年1月時点で、視聴できる国・地域は約190にまで拡大。それぞれの地域によって視聴できるコンテンツは異なるが、海外旅行に出かけた時にも、スマホやタブレットのNetflixアプリから様々な作品が楽しめる。日本語の字幕・吹き替えを用意するコンテンツも多い。モバイル端末でのオフライン視聴もできるようになった。

プランは月額650円のベーシック、950円のスタンダード、1,450円のプレミアムといった3種類に分かれている(いずれも税別)。サービス内容の違いは、プレミアムのみ4Kに対応する点。さらに、1件の契約で同時に視聴できる端末台数も異なる。ベーシックは1台のデバイスでしか視聴できないが、スタンダードは2台まで、プレミアムは4台まで対応する。

コンテンツはマーベル作品も含めNetflixオリジナルのものが充実。世界各地域のオリジナル作品の中にも、日本で視聴可能なタイトルが多くある。反対に日本発の『火花』やアニメーション作品などが海外で見られる場合も。日本向けのラインナップについては、アニメ系がとても充実しているが、洋画・邦画ともに大作映画系はやや弱いイメージだ。
(山本敦)

関連記事(外部サイト)