トーンモバイル、5インチの富士通製「TONE m17」 - 女性誌「VERY」とコラボした新サービスも続々

トーンモバイル、5インチの富士通製「TONE m17」 - 女性誌「VERY」とコラボした新サービスも続々

画像提供:マイナビニュース

●ワンセグ、防水/ 防塵、FeliCaの多機能スマホ
トーンモバイルは25日、5インチの新端末「TONE m17」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)を発表した。価格は34,800円で、発売は8月1日を予定している。同社ではアプリの利用時間を個別に決められる新たなサービスなどを追加し、今後も若年層の利用を促進していく考えだ。

○TONE m17の概要

TONE m17は、5インチのHD(1,280×720ドット)ディスプレイを搭載したモデル。サイズは144×71×8mm、重量は約148g。メインカメラは1,310万画素で、サブカメラは500万画素。バッテリー容量は2,580mAh。ワンセグ、防水/ 防塵、FeliCaに対応している。

画面割れに強く、耐擦傷性能が高い背面塗装を採用。耐久性については、米国国防省の調達基準であるMIL規格の23項目に準拠している。また、IPX5/IPX8相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能に対応。汚れても食器用洗剤やハンドソープで洗うことができる。

トーンモバイルでは既存ユーザーを対象に、TONE m17に機種変更すると基本プランの月額料金が6か月無料になる「機種変更キャンペーン」を提供する。なお現行モデルのTONE m15については、端末価格を1万円下げた19,800円で販売を継続する。

●女性誌「VERY」とコラボした新サービスとは
○TONE×VERY宣言

TONE m17に標準搭載されるいくつかのサービスは、子育て中の30代女性から高く支持されている女性誌「VERY」とのコラボにより生まれたもの。その中でもスマホの利用時間を限定できるサービスは「TONE×VERY宣言」として大々的に紹介された(内容は後述)。発表会ではトーンモバイル 代表取締役社長の石田宏樹氏が登壇して各サービスを紹介したほか、ゲストに招かれたVERY編集長の今尾朝子氏もサービス開発の裏話を明かした。

TONE×VERY宣言では、例えば、夜10時から朝6時まで端末にロックをかけることが可能。子供が中学校に登校するタイミングで解除するなど、家庭の事情にあわせた制限をかけられる。今尾氏は「VERYの読者調査では、子供がスマホに依存してしまうことを心配する母親が多いことが分かった。夜、リビングに置いてある子供のスマホが鳴り続ける、そんな日常が母親を不安にさせている。そこで、夜間と早朝は使えなくなるスマホを開発できないか、石田さんにお願いした」と秘話を明かす。これに対して、石田氏は「制限をかけるということは、できることを増やし続けてきたこれまでの開発ポリシーと真逆の発想。我々としても良い勉強になりました」と笑った。

○ジオロック

「ジオロック」は新端末に初めて搭載されるサービスで、指定の場所に入ると端末にロックがかかる。トーンモバイルではこれまで、あらかじめ指定した場所に入ると居場所の通知が行われる「ジオフェンス」機能を提供してきたが、新たにジオロックを追加する。

○親子の約束

「親子の約束」機能では、利用できるアプリとその利用時間を個別に決めることができる。設定の仕方は非常にシンプル。紙の用紙に記入した後に、端末でその用紙を撮影するだけで、約束事が端末の設定として自動的に反映される。石田氏によれば、AIと文字認識により実現しているという。

この親子の約束について、今尾氏は「親子でスマホの約束事を決めても、なし崩しになってしまう家庭も多かった。用紙をリビングに貼り、可視化することで決まり事も守れるようになる」とコメント。また、用紙を写真で撮影すれば設定できる機能については「スマホのリテラシーが必ずしも高くない母親が多いので助かる。この機能もすごいと思った」と感想を述べた。また、石田氏は「カメラで撮るだけで設定できるというのは新しい方法で、とても良いアイデアだった。今後は端末の設定だけでなく、他の用途も検討していきたい」と説明していた。

○お知らせシール

TONE m17に搭載されるNFC機能を活用した「お知らせシール」サービスも提供される。これはスマホをシールにかざすことで、子供が家に帰ったことを親のスマホに通知したり、特定の連絡先を呼び出したり、といったシーンで活用できる。

○行動サマリーレポート

「行動サマリーレポート」は、子供の移動経路、歩数・活動量、アプリ利用時間やインターネットの閲覧履歴・利用時間などをAIが集約し、1日の行動をレポートにまとめるサービス。

今尾氏は「塾や習い事で夜が遅くなる子供も多い。安心・安全のためにスマホを持たせたいが、スマホならではの不安もある。そうしたジレンマを石田さんが解消してくださった」と感謝の言葉を述べた。また、石田氏は「今後は、シニア世代に向けたサービスでも今尾さんにご協力をお願いしたい」と話していた。

●制限のさじ加減が難しい
質疑応答には石田氏が対応した。新端末TONE m17の開発メーカーに富士通を選んだ経緯について、石田氏は「別のODMも何社か検討していた。今回は防水/防塵、NFC機能を重視していた。FeliCaが必要だった。また今尾さんからは、カバンに入れても傷がつかないようにして欲しいという要望があった。色んな会社さんとお話したが、富士通さんが気合いを入れてやっていただけるとのことだった」と回答すると、続けて「昔はMVNOのODMをお願いしてもやって頂けなかった。でもロットも出てきたし、MVNOも認知されてきた。双方の視点があったということ。我々としては大変ハッピーだった」と、やや感慨深げに話した。

新サービスの提供について苦労した点を聞かれると、「TONE×VERY宣言については通信約款の問題もあり、そんなに制限しても良いものか悩んだ。対価をもらっているのに、端末を使えなくするということ。その、さじ加減が難しい。継続して制限を受け入れ続けてくれる子供には、何かしらのインセンティブも考えている」と明かした。

また加入者の割合について聞かれると、「これまでは50代以上が多かった。しかしVERYさんとの提携を発表し、また青少年の健全育成などに関して、東京都などから推奨スマートフォンの認定も頂けた。そこで今年の3月、4月にはキャンペーンを通じて若年層にマーケットを絞ったところ、新規の6割5分くらいがお子様になった。一般的には”若年層は春商戦しか獲得できない”と言われているが、その後もずっとトーンモバイルに加入いただけているのが現状」と説明した。
(近藤謙太郎)

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