ついに登場した「Galaxy Note8」 - 大画面化とデュアルカメラ搭載で進化を遂げたフラグシップ

ついに登場した「Galaxy Note8」 - 大画面化とデュアルカメラ搭載で進化を遂げたフラグシップ

画像提供:マイナビニュース

●熱いファンの期待に応えた新モデル
Samsung Electronicsは8月23日(米国時間)、ニューヨークでスマートフォンの新製品「Galaxy Note8」を発表した。バッテリー問題から販売が中止された「Galaxy Note 7」の後継機種となる。現時点ではグローバルモデルのみの発表で、日本版の発表はアナウンスされていない。米国での発売は9月15日から。

○あのバッテリー問題を乗り越えたGalaxy Note8

発表会でステージに登場したSamsungのMobile Commucations Business部門PresidentのDJ Koh氏は、まず前モデルのGalaxy Note 7について話し始めた。Galaxy Note 7はバッテリーの不良により発火トラブルが発生し、販売停止となっていた。DJ Koh氏は「昨年起きたことを我々は忘れない」と強調する。

一方でKoh氏は「それでも何百万人の熱心なNoteユーザーが待ち望んでいる」という。Samsungの調査結果では、Galaxy Noteユーザーの85%が他人にお勧めし、74%がベストなスマートフォンと考えているとして、Galaxy Note熱心なユーザーが多いことを紹介。Galaxy Note8は、バッテリー問題を乗り越え、ファンの熱い期待に応えた新モデルであることをアピールする。

そのGalaxy Note8は、専用ペン「S Pen」が付属したスマートフォンだ。ペンを使った手書き入力など、独自の機能を搭載したスマートフォンとしては、ほぼ唯一無二といっていいだろう。Galaxy Note 7の販売中止により、グローバルでも2年ぶりの新モデルとなるが、ちょうど2年の買い替え期となるため、Samsungでは既存のNoteユーザーの移行を期待する。

○持ちやすい本体の秘密と唯一無二の「S Pen」

S PenのスペックはGalaxy Note 7に、本体デザインはGalaxy S8シリーズに準じている。S Penの直径はφ0.7mm、スキャンレートは360MHz、筆圧検知は4096段階、IP68の防水防塵性能を備えており、ペンを抜いてもGALAXY Note8自体はIP68の防水防塵性能が維持できる。Galaxy Note 5と比較すると、ペンのスペックは向上しており、日本で発売されたGalaxy Note Edgeに比べるとさらに大幅に進化している。

Galaxy S8シリーズと同様に超狭ベゼルのインフィニティディスプレイを採用しており、アスペクト比も縦長の18.5:9となった。画面サイズは6.3インチでQHD+解像度のSuper AMOLEDディスプレイを搭載する。

Koh氏によれば、「大型ディスプレイのスマートフォンはもっとも成長している分野」であり、2022年に向けて5インチ未満のサイズは縮小し、5インチ以上のスマートフォンに対する需要はさらに拡大するという。

Galaxy Note8は、大型ディスプレイを搭載しながら「Perfect Grip」、つまり快適に持てるサイズを実現しているとしている。その秘密は18.5:9という縦長のアスペクト比の採用だ。

本体サイズは162.5×74.8×8.6mm、195g。6.2インチのGalaxy S8+が159.5×73.4×8.1mmなのでスペックとしてはわずかに大きいが、ほとんど同じようなサイズ感となっている。2011年に初代Galaxy Noteが発売されたとき、ペンの存在よりもディスプレイの大きさに注目する声も多かったが、その後、一般的なスマートフォンのディスプレイサイズも大型化し、Galaxy S8+もほぼ変わらないサイズとなっている。

「(初代の時点では)ペンの力を理解しない人もいた」とKoh氏。Galaxy Noteがユニークなのはペンの存在で、ディスプレイサイズではないことを強調する。

S Penの機能強化としては、画面オフ時にペンを取り出し、画面上に手書き入力できるスクリーンオフメモが、これまでの最大3ページから100ページに増加。Always On Display上にスクリーンオフメモを貼り付けてられるほか、ダブルタップで再編集も可能になった。

また、テキスト上にペンをホバーさせるとセンテンスを翻訳する機能や、書き順をそのままアニメーションとして保存してメッセンジャーなどで送信できるLive Messageといった機能が追加されている。

●流行のデュアルカメラはどちらも光学式手ブレ補正対応
○流行のデュアルカメラはどちらも光学式手ブレ補正対応

カメラには流行のデュアルカメラを搭載する。35mm判換算26mm相当のメインカメラと、同52mm相当のサブカメラのデュアルとなっており、焦点距離を切り替えて撮影することができる。デュアルカメラの双方に光学式手ブレ補正を搭載した点も新しく、低照度環境でも手ブレを抑えた撮影が可能。

2つのカメラを使って被写体までの距離を測定して、背景をぼかして撮影するLive Focus機能も搭載する。従来のGalaxy Sシリーズでは複数枚の写真を撮影して合成することで同様の機能を提供していたが、1回の撮影でより自然なボケを生成できるようになった。

ほかにも、Galaxy S8シリーズと同様に指紋認証と虹彩認証、顔認証の生体認証機能を搭載。ワイヤレス充電、IP68の防水防塵性能といった機能も継承している。

2つのアプリを並べて同時に利用できるマルチタスク機能に加え、2つのアプリを1タッチで起動する「App Pair」機能なども搭載し、大画面を生かした機能を搭載している。

○IFA 2017ではスマートウォッチ新モデルと思われる製品を発表

なお、発表会では、ドイツ・ベルリンで開催される家電展示会「IFA 2017」において、新たなデバイスを発表することが予告されている。スライドのシルエットからすると、スマートウォッチのGearシリーズと思われる。
(小山安博)

関連記事(外部サイト)