キングジム(妹)「世代交代のプレッシャーはつらかった」

キングジム(妹)「世代交代のプレッシャーはつらかった」

大学では生物学を専攻していたというリケジョの二代目中の人さん。ネットで拡散されるつぶやきの考察が好きとのこと。最近もっぱら会ってみたいのはカリスマWEBライターの「ヨッピー」さんだそう

企業のTwitter公式アカウントは数多く存在するが、ときには“中の人”が交代するなんてこともある。とくにキャラ立ちしたつぶやきで人気を博しているアカウントは、引き継ぐ人にとってプレッシャーが掛かりそうなもの。

そこで今年5月、開設から6年間にわたり運営を担当していた初代“中の人”が他の業務との兼ね合いで一時Twitter担当を離れることになり、アカウントが二代目に引き継がれた「キングジム」 を訪問。ユルい雑談のツイートで絶大なフォロワー数を獲得、ついには社長賞にも輝いた偉大な先人の背中を追う心境について聞いた。

●初代が編み出した“ツイート黄金比”を守る

キングジムの応接室で迎えてくれた中の人は、20代の女性社員さん。真面目かつ、大人しそうな雰囲気だ。フォロワーから“妹”と呼ばれているだけあって、とても親しみやすいオーラがにじみ出ている。

――早速ですが、どんな経緯で二代目に抜擢されたのでしょうか?

「私と、初代“中の人”(以下、初代)の席が隣同士だったのですが、そんな縁もあってか、TwitterやFacebookなどを一緒に運用していて、たまにつぶやきを交代することもありました。じつは、昨年の7月だけは初代と1カ月間交代して私がつぶやいていました。初代がTwitterを離れることが決まってから完全に交代するまでの間も、水曜日は『(妹)デー』と決めてつぶやいていましたので、突然抜擢されたというよりも、ちょっとずつ引き継いでいってなじんだようなかたちです」

――引き継ぐときに初代からアドバイスされたことはありますか?

「ユルいツイートと商品の宣伝などの真面目なツイートの割合は、ざっくり7対3くらいが黄金比だよ、と言われました。ネタばかりだと、いつもふざけていると思われてしまいますし、真面目すぎるととっつきにくくなってしまう。初代が長年運用するなかで編み出した比率です。こうしたことをゼロから模索して確立してきた初代のすごさは、本当に尊敬しています」

●フォロワーが激減しないか不安で仕方なかった

――確かに企業アカウントとあって、ツイート内容のバランスは重要かもしれませんね。

「たくさんの人に商品を知ってもらうことが最終的な目標ではあるのですが、まずはキングジムという会社を身近に感じていただきたいと考えています。日常の会話でも、仲良しの人が『あそこのアイスが美味しかったんだよね』というと食べたくなるけど、居酒屋でたまたま隣に座った人から急に同じ話を振られても、食べたいと思わないじゃないですか。商品を宣伝するときも同じで、身近な“お友達”みたいなキングジムが『こういう商品が出ました』と言うから、商品の情報にも興味がわくと思うんです。そのためにも、ユルさ7割は必要なんじゃないかなと考えています」

――でもユルいつぶやきというのは、すごく頭を使うと思うのですが大変ではありませんか?

「はい、大変です(笑)。やはり初代が面白かったのでプレッシャーもありましたね。私が二代目になったことで、アカウントが面白くなくなって、フォロワーが激減したらどうしようと考えることもしばしばありました。“中の人”の個性が光っている企業アカウントとして注目されていたので、慣らし期間があったとはいえ、『初代と違う、自分のキャラって何だろう…』と思い悩むこともありました」

――それはつらいですよね…。

「まとめサイトやツイートを見たり、いろいろ考えたりすることは好きなタイプですが、反射的に面白いことを思いつくタイプではないんです。それに、そもそも私は自分のことを面白い人間だとは思っていません。でも、みなさんのタイムラインでつぶやいているのは私自身じゃなくて、あくまで『キングジムさん』なんですよね。だから、『キングジムさん』としての面白いツイートって何だろうって考えながらつぶやくようにしています(笑)」

(末吉陽子/やじろべえ)

【関連リンク】
●キングジム (@kingjim) | Twitter
https://twitter.com/kingjim?lang=ja
●ファイルとテプラのキングジム
http://www.kingjim.co.jp/


※コラムの内容は、R25スマホ情報局から一部抜粋したものです
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