骨伝導で通話できるスマートバンド! サムスン出身のエンジニアが開発【IFA 2016】

骨伝導で通話できるスマートバンド! サムスン出身のエンジニアが開発【IFA 2016】

sgnlをデモンストレーションするChoi氏

 SGNL(シグナル)はサムスン電子でエンジニアとして活躍してきたChoi氏がスピンオフして起ち上げた若いベンチャー企業だ。同社が開発したスマートブレスレット「sgnl」がサムスンのブースで注目を浴びている。

 同機はスマートウォッチ、または普通の時計のリストバンドと交換して手首に巻くウェアラブルデバイス。Bluetoothでスマホにペアリングする。本体には加速度センサーとバイブレーターが内蔵されている。

 スマホに着信があるとブレスレットが震えて知らせてくれる。これだけなら大したことのない製品だ。sgnlの面白さには続きがある。sgnlは骨伝導の原理を利用して、通話の音声まで人の体に伝えることができるのだ。

 電話がかかってきたら人差し指を立てて、耳穴の入り口、顎骨の側にある皮膚で耳穴をふさぐように構えるのがこの製品を活用する際の基本ポジション。耳のどの部分の皮膚なのかは、インターネット検索などで「耳珠」と引いてほしい。

 会場でデモンストレーションを体験した。基本ポジションに指を構えると、不思議と通話相手の声が聴こえてくる。普通の通話の音声とまではいかないが、それなりに明瞭だから会話の内容は十分聞き取れた。

 CEOのChoi氏がインタビューに答えてくれた。「sgnlのアイデアは、せっかくマイクとスピーカーも搭載している最先端のスマートウォッチを身に着けていても、会話の音声が外に漏れてしまうのでスマホのように快適な通話はできないものです。だからsgnlには音声をピックアップするマイクも乗せて、電話をかけている時のような姿勢で通話ができるようにしています」

 「IFA 2016」(ドイツ・ベルリン)の開幕とともに発表されたsgnlは、Kickstarterで資金集めを開始。すぐに目標金額を達成したという。18〜24mmのバンド幅に調整ができるので応用できる腕時計も多くあるはずだ。

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