2〜3万円台で買える!3大キャリア最安5Gスマホの性能はどれも必要十分!

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サービス開始から2年目を迎えて、徐々に繋がる場所が増えてきた5G。今後は、これまで4Gに使っていた周波数帯を5Gに転用することも決まっており、5Gエリアは急速に広がると予測されます。これからスマホを買い替えるのなら、5G対応スマホを選ぶのが賢明でしょう。

昨年発売された5Gスマホは、ハイスペックでお値段が高めの端末が多かったのですが、今年はミドルクラスの格安モデルが続々とリリースされています。安くても5Gのメリットをしっかり生かせるのか? 3大キャリアの最安モデルを使い比べてみました。

今回使ってみたのは「AQUOS sense5G」「Galaxy A32 5G」「Redmi Note 9T」の3モデル。いずれも2〜3万円台(税込・以下同)で購入できます。

 

■ハイスペックとミドルクラスの差分は?
使い勝手をチェックする前に、ハイスペックモデルとはどれくらいの差があるのかを確認しておきましょう。ここでは、3大キャリアが揃って取り扱っているAQUOS R5G(ハイスペックモデル)とAQUOS sense5G(ミドルクラスモデル)の基本スペックを比べてみました。

【価格(ドコモオンラインショップでの一括価格)】
AQUOS R5G:11万1672円
AQUOS sense5G:3万9600円

【CPU】
AQUOS R5G:Snapdragon 865(最大2.8GHz)
AQUOS sense5G:Snapdragon 690(最大2.0GHz)

【メモリ】
AQUOS R5G:RAM 12GB、ROM 256GB
AQUOS sense5G:RAM 4GB、ROM 64GB

【ディスプレイ】
AQUOS R5G:6.5インチ(3168×1440ドット)
AQUOS sense5G:5.8インチ(2280×1080ドット)

【カメラ】
AQUOS R5G:標準(1220万画素)+超広角(4800万画素)+望遠(1220万画素)
AQUOS sense5G:標準(1200万画素)+広角(1200万画素)+望遠(800万画素)

【バッテリー容量】
AQUOS R5G:3730mAh
AQUOS sense5G:4570mAh

【おサイフケータイ/ワンセグ/フルセグ】
AQUOS R5G:◯/○/○
AQUOS sense5G:◯/×/×

【防水/防塵】
AQUOS R5G:◯/○
AQUOS sense5G:◯/○

一般的に端末のグレードはCPUとRAM(メインメモリ)で決まります。ハイスペックモデルはSnapdragon 8シリーズ(800番台)など、処理速度が速いCPUを搭載し、RAMの容量も大きめ。ディスプレイやカメラのスペックは機種によって若干差がありますが、ミドルクラスモデルに比べてると総じて高めです。

ミドルクラスのスマホは、Snapdragon 6シリーズ(600番台)または7シリーズ(700番台)を採用し、RAMは4GBまたは6GBが主流。CPUは米クアルコム社のSnapdragonではなく、台湾のMedia Tek製のものを採用し、コストダウンを図っている機種もあります。ディスプレイやカメラのスペックはハイスペックモデルよりも低めですが、画面が小さいがゆえにコンパクトで持ちやすかったり、操作性がシンプルだったりと、それらを長所と捉えることもできます。

使い方によってはミドルクラスのスペックでも十分満足でき、価格はハイスペックモデルの半額以下ですから、ミドルクラスの格安モデルのほうが圧倒的にコスパは高いと言えます。

 
■ドコモ最安「AQUOS sense5G」は使いやすいサイズが魅力
まずは、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアが取り扱い、SIMフリーモデルも発売されているAQUOS sense5Gを使ってみました。価格はドコモ版が3万9600円、au版が3万9890円、ソフトバンク版が4万3200円。SIMフリー版の量販店での実勢価格は少し高くて5万600円です。

使ってみて感じたのは下記の3ポイントになります。
1. 片手でも操作しやすいサイズ感
5Gスマホは大画面を搭載し、重めの機種が多いのですが、AQUOS sense5Gはボディ幅を約71mmに抑え、重さも約178g。画面の見やすさを確保しつつ、片手でも操作しやすいサイズ感です。

 
2. 幅広い撮影シーンに対応するトリプルカメラ
アウトカメラは広角(121°/1200万画素/F2.4)+標準(1200万画素/F2.0)+望遠(光学2倍/800万画素/F2.4)という構成で、撮りたいものは、ほぼ何でも撮れます。画質は上位モデルに比べると見劣りしますが、日常的なスナップ撮影で不満を感じる人は少ないでしょう。

 
3.「Payトリガー」などの便利機能が充実
AQUOSは、斜めから画面が見えにくくなる「のぞき見ブロック」や、簡単にスクリーンショットが撮れる「Clip Now」など、独自の便利機能が充実しています。AQUOS sense5Gには、指紋センサーを長押しするだけで、自分が設定した決済アプリを起動する「Payトリガー」が追加され、ますます便利さが向上しています。

強いてデメリットを挙げるとしたら、動画やゲームを楽しむには画面が小さい ということくらいでしょう。

 

■au最安「Galaxy A32 5G」はカメラ性能がお値段以上
auの5Gスマホの中で最も安いGalaxy A32 5G。価格は3万1190円で、2年後の機種変更時に端末を返却する「かえトクプログラム」を利用すると実質2万5070円で使えます。基本スペックは下記の通り。

CPU:MediaTek Dimensity 720(最大2GHz)
メモリ:RAM 4GB、ROM 64GB
ディスプレイ:6.5インチ(1600×720ドット)
カメラ:メイン(4800万画素)+超広角(800万画素)+マクロ(500万画素)+深度測位(200万画素)
バッテリー容量:5000mAh
おサイフケータイ:○
防水/防塵:○/○
ワンセグ/フルセグ:×/×

メリットと感じたのは下記の3点になります。
1. 超広角もキレイに撮れるクアッドカメラ
4眼カメラは、メイン(4800万画素/F1.8)+超広角(123°/800万画素/F2.2)+マクロ(500万画素/F2.4)+深度測位(200万画素/F2.4)という構成。格安モデルながら超広角撮影を楽しめることは大きなメリット。明るくクリアな画質で、写真を撮ることが多い人は満足必至です。

 
2. 画面が大きく見やすい
6.5インチのディスプレイは、解像度は低めですが、Webやメールを読むには必要十分。ホーム画面によく使うアプリだけが表示されて、文字が大きく表示される「かんたんモード」にも切り替えられます。「まだシニア向けスマホを使う歳ではないが、スマホの文字が見づらくなってきた」という人にもオススメです。

 
3. 約3万円とは思えない高級感のあるボディ
背面パネルは鏡面仕上げで、格安モデルとは思えない美しさ。側面から背面につながるデザインを採用し、手にもしっくりと馴染みます。9.1mmの厚みがあり、209gとやや重いのですが、5000mAhの大容量バッテリーを内蔵していると聞けば納得できます。

デメリットを挙げるなら、アプリ起動やタッチレスポンスがやや鈍い と感じる人がいるかもしれません。

 
■ソフトバンク最安の「Redmi Note 9T」はストレスなく操作可能!
ソフトバンクで最も安く買える5Gスマホは、シャオミ製のRedmi Note 9T。価格は2万1600円で、2年後の機種変更時に端末を返却する「トクするサポート+」を利用した場合は実質1万800円で購入できます。それでも驚くほどの安さですが、他社からMNPで乗り換えて、「メリハリプラン」に加入する場合は、たったの48円(1円×48ヵ月)。“安かろう悪かろう” ではないかと不安になる人もいるでしょうが、スペックを見ると、ミドルクラスの中でも上位と言える仕様です。

CPU:MediaTek Dimensity 800U(最大2.4GHz)
メモリ:RAM 4GB、ROM 64GB
ディスプレイ:6.53インチ(2340×1080ドット)
カメラ:メイン(4800万画素)+マクロ(200万画素)+深度測位(200万画素)
バッテリー容量:5000mAh
おサイフケータイ:○
防水/防塵:×/×
ワンセグ/フルセグ:×/×

気に入ったポイントは下記の3つです。
1. キビキビと快適に操作できる
今回使い比べた3モデルの中では最も処理速度が速く、キビキビと操作できました。ハイエンド向けの「Dimensity 800U」というCPUを採用していますが、Snapdragon 7シリーズ相当のパフォーマンスが得られるように感じました。画面が大きく、バッテリーも大容量なので、「Netflix」や「Amazonプライム・ビデオ」などの動画配信サービスを楽しみたい人にも適しています。

 
2. 鮮やかな色で撮れる4800万画素カメラ
カメラは3眼とは言え、超広角も望遠もないので、仕様としては物足りなく感じるかも。しかし、4800万画素のメインカメラが実に鮮やかな色で撮れるんです。夜景もキレイに撮れ、いわゆる “映える” 写真を撮りたい人には向いているでしょう。

 
3. 自分が使いやすいようにカスタマイズできる
シャオミのスマホはAndroidをベースにした「MIUI」というOSを搭載しています。標準的なAndroidスマホとは画面表示が若干異なるので、初めて使う場合は違和感をおぼえるかもしれません。ですが、ユーザーが自由にカスタマイズできる部分が多く、選択が必要なときに、わかりやすいガイドが表示されたりします。

強いてデメリットを挙げると、防水には非対応。されど、この価格ですからね。それくらいのことは目を瞑るべきでしょう。

 
■お得な新料金プランで使うと、さらに経済的
3モデルはいずれも5GはSub6(6GHz以下の周波数帯)に対応。東京都内の5Gエリアで通信速度を測定した結果、通信速度はハイスペックモデルと変わりませんでした。

ハイスペックモデルに比べるとパフォーマンスが劣るとはいえ、多くの人にとっては不便を感じるほどの差ではありません。とことん安く5Gスマホを使いたいという人は、これらのモデルを買って、今春から提供された格安の新料金プランに乗り換えて使うのもアリでしょう。

 

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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