純正ケーブルでなくても問題なし!iPadの画面をテレビに映す方法

純正ケーブルでなくても問題なし!iPadの画面をテレビに映す方法

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【iPadで始めるAV環境最強化計画】
「iPadの画面をテレビに映したい」というリクエストは、時々耳にします。自宅でNetflixやYouTube、Apple TV+といったサブスク映像を映すという用途だと、ワイヤレスで接続できるAirPlayがスマート…で過去に一度テストもしているのですが、「もっと簡単に有線のケーブルで繋げないの?」「出先のテレビやプロジェクタに映したいから、AirPlayじゃない方がいい」という声があるのも事実。

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そこで「11インチiPad Pro(第3世代)」(2021年モデル)を使って、有線ケーブルでテレビと直結して出力をする方法を紹介します。

 

■端子の種類に要注意
周辺機器を組み合わせるうえで最初に確認しておきたいポイントは、接続端子の違いです。

iPadはシリーズによって対応する周辺機器が異なります。今回テストしている「11インチiPad Pro(第3世代)」(2021年モデル)は、USB Type-C端子の周辺機器を使うモデル。現行モデルでは「iPad Air(第4世代)」「iPad mini(第6世代)」もUSB Type-C端子です。一方、「iPad(第9世代)」はLightning端子搭載で、互換性がないため注意が必要。

「11インチiPad Pro(第3世代)」(2021年モデル)で考えていくと、iPadとテレビを有線ケーブルで接続する正攻法は、Apple純正デバイス「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」でHDMI端子に変換して、HDMIケーブルで接続する方法になります。これを購入するのは間違いがないのですが、純正だけにAppleストアの価格で税込み7480円と、ちょっとお高いんですよね。

そこで今回、購入してみたのが「Anker 高耐久ナイロン USB-C & HDMI ケーブル 1.8m」。対応機種にiPad Proが明記されているし、ケーブル自体がUSB-C & HDMI端子という仕様なので、これ一本で済む。そして価格は税込み2290円とお手頃です。

あとは、ケーブルでiPad Proとリビングに設置してある4K有機ELレグザに接続し、テレビ側の入力を選べば接続は完了。

ただ、映像信号が自動的にドルビービジョンという最上位の形式になり、色が乱れていたので、iPadの「設定」→「画面表示」から、HDR信号を「ハイダイナミックレンジ」(HDR)に設定変更する必要がありました。これはテレビ側の問題かも。

接続さえ完了すれば、iPadからのTV出力はシンプル。4Kとして接続されていて画質の劣化は分からないし、Safariでフリック操作をしても遅れは感じられませんでした。特にレスポンスの速さはAirPlayのワイヤレス接続と比べてメリット。ただ…テレビとの間を繋ぐケーブルが少し邪魔なことは、やっぱり否めません。

接続前には、「有線ケーブルで著作権保護のかかる動画サブスクは映るのか?」と心配していましたが、今回テストしたUSB type-Cからの出力は問題ナシ。apple TV、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、YouTubeすべて利用できました。

再生中は親切にiPadがリモコンになるビデオストリーミング仕様。TVerアプリは通常のミラーリングとなりますが映像は映ります。

ちなみに、Lightning端子からHDMI端子に変換するタイプは、著作権保護のかかるサブスク動画の再生では弾かれてしまうようなので、これUSB Type-C搭載iPadの隠れたメリットかも。

上手く動いてくれた「Anker 高耐久ナイロン USB-C & HDMI ケーブル 1.8m」によるiPadの画面出力。動画サブスクも問題ナシというのが一番うれしいポイントですが、マニアックに画質を追求する観点でいうと、iPad経由で動画サブスクを再生するとアプリ側がHD画質でしか表示しないため、最高条件ではありません。そこまで高画質にこだわるなら、素直にApple TV 4KやFireTV Stick 4Kなど、STB端末を用意しましょう。

実はiPadのUSB Type-C端子を利用して、有線で画面に映せるケースがもうひとつあります。それは、USB Type-C入力対応のPCモニターなどに接続すること。ちょうど、僕がPC向けに導入したLG「27UN880-B」(実勢価格:8万8750円)というPCモニターがUSB Type-C入力対応なんですよね。

iPadのUSB Type-C端子とモニター側のUSB Type-C端子を、ケーブルを使って接続すると、あっさりiPad画面のミラーリングに成功しました。そこから先の操作性などはテレビ出力と同じになります。

USB Type-C対応のPCモニターはやや高額なモデルやPC増設向けのモバイルディスプレイ中心だし、iPadとの接続は必ず画面ミラーリングになるため、利用用途はPCの代わりにiPadを使っているようなケースでしょうか。もっとも、USB Type-Cの映像入力モデルはプロジェクタなどの製品も増えているので、普及が進めば今後はiPadの画面出力もより簡単になっていきそうですね。

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<取材・文/折原一也>
折原一也|1979年生まれ。PC系出版社の編集職を経て、オーディオ・ビジュアルライター/AV評論家として専門誌、Web、雑誌などで取材・執筆。国内、海外イベント取材によるトレンド解説はもちろん、実機取材による高画質・高音質の評価も行う。2009年によりオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員/ライフスタイル分科会副座長
 

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