ドコモ「d払い」を徹底解説 スマホ決済の覇権争いは形を変えたキャリア競争だ!

ドコモ「d払い」を徹底解説 スマホ決済の覇権争いは形を変えたキャリア競争だ!

家電量販店各社の「d払いでdポイント40倍還元!キャンペーン」の実施状況

 3月20日現在、主要家電量販店のリアル店舗の「QRコード」方式のモバイル決済サービス(バーコード決済)の導入状況をまとめると、ノジマ、ヨドバシカメラ以外は、おおむね各バーコード決済サービスに対応している。今回は、2019年3月31日まで実質20%ポイント還元、初回登録&利用で計1000ポイントプレゼントの2つのキャンペーンを実施中の「d払い」について解説する。

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https://www.bcnretail.com/market/detail/20190311_110119.html●約1年かけて加盟店拡大 「d払い(街のお店)」とは?
 「d払い」は、ドコモが提供する「dアカウント」と紐づいたスマホ決済サービスで、18年4月からオンラインショップに加え、店頭で「d払いアプリ」のバーコードを提示し、d払い加盟店のPOSレジや決済端末で読み取って決済できるようになった。税込支払額200円につき1ポイント、15年12月に開始した共通ポイント「dポイント」が貯まる。
 バーコード決済を開始した当初、ドコモは「早期に10万店舗以上の展開を目指す」としており、合弁会社を立ち上げ、ソフトバンクがYahoo! JAPANとともに展開する「PayPay」に対抗し、加盟店を拡大しているようだ。現在利用可能な店舗はWebサイトで確認できる。
●幅広く使えるdポイントが貯まる 優遇クレジットカードは今はなし
 「PayPay」は、クレジットカードの「Yahoo! JAPANカード」からチャージするとクレジットカードのポイントも貯まる。「楽天ペイ(アプリ決済)」は、楽天カードで引き落とすと付与される楽天スーパーポイントが増える。対して「d払い」の場合、ドコモのクレジットカード「dカード/dカードGOLD」で支払っても優遇はないが、通常通り、税込100円に付き1ポイントのレートでdポイントが付与される。
 注意点として、「d払い」アプリの支払い方法を携帯電話料金との合算払いにしてしまうと、dポイントとクレジットカードのポイント二重取りはできなくなる。ドコモユーザーは、初期設定では「料金合算払い」に指定されているので忘れずに変更しよう。決済するクレジットカードは任意で選べるので、最も高還元率のクレジットカードに設定すると、ポイントをより多くゲットできる。
 クレジットカードの縛りがなく、契約キャリアを問わず利用できる「d払い」は、数年前からキャリアフリーを掲げるドコモの「dアカウント」数の拡大策のように感じる。乱立するスマホ決済サービスはおおよそ、こうした通信事業者系、銀行系、独立系に分けられ、キャリア系に限ると、形を変えたユーザー獲得争いだ。
●3月31日までに初めての利用で1000円相当をゲット!
 ドコモは、高島屋を除く、d払いアプリを利用可能な全店舗で3月31日まで「d払いでdポイント40倍還元!キャンペーン」を展開。利用金額に応じてdポイントが通常の40倍(通常ポイント+キャンペーンポイントとして39倍分)付与され、実質20%ポイント還元となる。
 面倒なことに、ドコモや楽天のお得なキャンペーンは、たいていエントリーが必須。今回の場合も、アプリからエントリーした場合に限り、利用金額200円につき、39ポイント(期間・用途限定)を最大5000ポイントまで後日付与する形となる。ドコモ回線を複数持っている場合は、それぞれの回線につき1アカウントまで利用可能。なお、貯まったdポイントで支払った分はポイント進呈対象外となる。
 同じく3月31日まで「はじめてボーナス!d払いでdポイント1,000円分還元!キャンペーン」も実施しており、指定の条件を達成すると、一人あたり合計1000ポイントがもらえる。
 「d払い」導入済みの家電量販店のうち、ジョーシンは、抽選で1000ポイント当たる独自キャンペーンを3月31日まであわせて実施中。配送・設置サービスの必要がなく、どの店舗で購入しても価格に差がないアイテムの場合、当選を狙いにジョーシンで購入すると最も得する可能性が高い。また、「ジョーシ ンカード」と「d ポイントカード」をあわせて提示すると、他の家電量販店とは異なり、dポイントを貯めことができる。
 そのまま延長するか、内容を刷新するか分からないが、4月以降も各バーコード決済サービスのキャンペーンには注目だ。(BCN・嵯峨野 芙美/ファイナンシャルプランナー)

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