平井一夫会長が6月に退任へ、社長就任から6年でソニーを復活

平井一夫会長が6月に退任へ、社長就任から6年でソニーを復活

ソニー平井会長が6月に退任

平井一夫会長が6月に退任へ、社長就任から6年でソニーを復活

退任するソニーの平井一夫会長

 ソニーは3月28日、平井一夫会長が取締役と会長を退任する人事を発表した。6月18日の定時株主総会の経て決議される予定。今後は、ソニーグループのシニアアドバイザーとして経営陣の要請に基づく助言を行っていく。
 平井氏は次のコメントを発表した。「昨年4月に吉田さんにCEO職を移譲して以降、この1年間は会長という立場から円滑な経営体制の移行をサポートしてきました。吉田さんのもと、マネジメントチームと社員が一致団結し、ソニーという会社をより一層輝かせていく体制が整ったと確信し、35年間過ごしたソニーグループから卒業することを決めました。これまで、私を支えてくれた社員、そして全てのステークホルダーの方々に感謝いたします。」
 2012年の4月にソニーの社長兼CEOに就任後、当期純損益で4567億円(12年3月期)の巨額赤字に陥っていた満身創痍のソニーを、6年後に4907億円(18年3月期)の当期純利益まで改善させて復活に導いた。
 18年3月期の第3四半期では営業利益ベースで1997年度以来の20年ぶりとなる好業績をたたき出して自らの花道を飾り、経営のバトンを吉田憲一郎副社長兼CFO(当時)につないだ。
 18年2月の社長交代の記者会見では、晴ればれとした姿で「好業績のときに交代するのがいいと考えた」と語りつつも、構造改革に伴うPCブランド「VAIO」の売却や人員削減の実施など「心が痛むほど、厳しい判断を下さなければならなかった」と語るなど、ソニーを復活させるまでの苦しかった胸の内を明かしていた。(BCN・細田 立圭志)

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