フォトプリンタでシールプリントの「iNSPiC PV-123」がシェア5割超え

フォトプリンタでシールプリントの「iNSPiC PV-123」がシェア5割超え

手のひらサイズのミニフォトプリンタ「iNSPiC PV-123」

 キヤノンマーケティングジャパンは、スマートフォン(スマホ)専用ミニフォトプリンタ「iNSPiC」シリーズの新モデル「iNSPiC ZV-123」を6月に発売した。7月25日には、廉価版「iNSPiC CV-123」を発売予定。内蔵カメラで写真を撮って、その場で写真入りシールを簡単にプリントでき、子どもから大人まで、クリエイティビティを刺激するアイテムだ。iNSPiCシリーズの従来モデル「iNSPiC PV-123」も、フォトプリンタとして売れ行き好調だ。●フォトプリンタの「iNSPiC」がカメラ付きに進化! 撮ってすぐにプリント
 iNSPiCシリーズは全て、紙とインクが一体となった専用のフォトペーパーに印刷する仕組み。5×7.6cmの専用フォトペーパーの裏面はシール紙になっており、紙のノートや手帳・アルバム、工作用紙などに自由に切り貼りして楽しめる。
 従来、こうした専用紙タイプのフルカラープリンタは、一般的なインクジェットカラープリンタに比べてプリントコスト(用紙代・インク代)が割高だったが、iNSPiCシリーズ専用紙は50枚入り税別2150円(キヤノンオンラインショップ販売価格)で、1枚当たりの単価は43円。フォトショップ・オンラインフォトサービスで注文する、シールプリントの1枚あたりの料金と比べると、コストパフォーマンスはそこそこいいように思える。
 新モデルのiNSPiC ZV-123/CV-123は、デジタルカメラとプリンタを一体化した、スマホサイズのバッテリ内蔵インスタントカメラプリンタ。見た目は、“ほぼカメラ”だ。スマホとの連携が不要なら、より安いCV-123、いったんBluetoothでスマホに送信して、専用アプリ「Canon Mini Print」で加工したり、スマホに保存してある写真をプリントしたりしたければ上位機種のZV-123という選び方になる。
 手持ちのスマホやデジカメで撮った写真を手軽にシールプリントするなら、スクエアデザインのバッテリ内蔵ミニフォトプリンタのPV-123が最適。同じくCanon Mini Printを利用して、写真にメッセージやスタンプを入れたり、コラージュやフィルター、フレームなどでオシャレに仕上げたりして、オリジナルの1枚が完成する。キヤノンオンラインショップでの販売価格は税別1万3880円。
 家電量販店・ネットショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、2018年9月発売の「iNSPiC PV-123」は、フォトプリンタ(定義:最大用紙サイズ2L以下のインクジェットプリンタまたはサーマルプリンタ)のシリーズ別製品ランキングで、18年10月以降、ずっと月間1位を獲得。シェアは常に4割を超え、6月は52.6%を占めた。
 10年ほど前は、「フォトプリンタ」というと、インクジェットプリンタの小型版に相当するL判・ハガキサイズ対応製品が主流で、年賀状の宛名や文面入力に便利なキーボードの付いたハガキ専用プリンタも人気を集めていたが、今は「スマホ連携・スマホから簡単プリント」がキーワードになっている。直接的なライバル機種がないとはいえ、キヤノンのiNSPiC PV-123は、カテゴリNo.1製品。新モデルのiNSPiC ZV-123/CV-123に続くシリーズ展開や専用用紙の値下げに期待したい。(BCN・嵯峨野 芙美)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
※6月・7月発売の新モデル「iNSPiC ZV-123/CV-123」は、カメラ機能を備えているため、「デジタルカメラ」に分類しています。

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