普及率は高いものの低価格製品が中心――ブルーエアがみる日本の空気清浄機市場

普及率は高いものの低価格製品が中心――ブルーエアがみる日本の空気清浄機市場

カジュアルライン「Blue by Blueair」の新モデル「Blue Pure 411」

 スウェーデンの空気清浄機ブランド「ブルーエア」は、特許技術の「HEPASilentテクノロジー」による清浄力や北欧由来のデザインが支持を集めているが、これまでは最安モデルでも5万円以上だった。10月12日に、販売代理店のセールス・オンデマンドが発表した新製品「Blue Pure 411」は、税別1万8000円という価格を打ち出した。
 大気汚染といえば中国やインドのような国を想起しがちだが、実は日本の大気汚染度はEnvironmental Performance Indexの調査結果によると、180か国中104位。その事実を裏付けるように空気清浄機の市場規模は世界第3位、世帯普及率は約4割と比較的高い。
 セールス・オンデマンドの室崎肇社長は「ブルーエアが属する『5万円以上』のセグメントはここ数年で増加傾向にある。しかし、ボリュームゾーンはいまだに『3万円以下』であり、50%以上のユーザーが3万円以下の製品を購入している」と、日本市場の概況を説明した。
 ブルーエアにとって日本市場の重要性は高い。ブルーエアのラインアップをおさらいすると、スタンダードの「Blueair Classic」(7万円〜)、IoT機能を搭載する「Blueair Sense」(5万4500円〜)、そして2016年に発表したキューブ型の「Blue by Blueair」(5万4500円)の3シリーズ。ボリュームゾーンである3万円以下の製品は、パーソナルスペース向けの「Blueair mini」を除くと展開してこなかった。
 ブルーエアのヨナス・ホルスト アジア・セールス・ダイレクターによると、新製品を先行して投入したアメリカは、日本と市場構造が似通っているそうだ。即ち、販売数量は多く、市場規模は大きいが普及価格帯が安い。そのアメリカでは「Blue Pure 411」が人気の製品になっているという。
 「Blue Pure 411」は10月25日に発売する。製品本体だけではなく、半年に一度、交換する必要がある専用フィルターも従来より安い、税別3000円という手頃な価格に設定した。取り扱い店舗も拡大し、アメリカ市場同様、新規顧客の開拓に期待する。(BCN・大蔵 大輔)

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