<家電ANALYSIS>タブレット回復へ、大型化、高解像度化進み

<家電ANALYSIS>タブレット回復へ、大型化、高解像度化進み

WQHD(2560×1440)以上の高解像度モデルの割合も2割弱まで増えている

 2017年前半まで不調が続いていたタブレット市場。スマートフォンの大型化に伴い、存在意義が問われ、売り上げが伸び悩んでいた。しかし、大型化や高解像度化が進み、PCの代替機としてのポジションも獲得しつつある。前年割れの傾向に歯止めがかかったのは、アップルが12.9インチと10.5インチのiPad Proの第2世代モデルを2017年6月に発売してからだ。
 タブレット市場の動向は、3〜4割水準のシェアを握るアップルのiPadシリーズの新製品のリリース状況に左右されている。前年割れが続いていたアップル自身も6月以降は前年比で2ケタ増の月も目立ち、回復の足取りは力強い。
 好調を後押ししているのがファーウェイだ。アップルが不調にあえぐ17年3月には一時トップシェアを獲得。上位5社の中で唯一、年間を通して販売台数前年比プラスを持続し、前年に比べた伸びは著しい。3位のASUSも2割前後のシェアを維持。上位3社の戦いがしばらく続くだろう。
 また、タブレットは、15年にアップルが12.9インチのiPad Proを発売して以来、ジリジリと大型化が進んでいる。直近の17年12月でも、画面サイズ11インチ以上の大型モデルとなると、全体の5%に満たないが、16年に4割強の水準だった9インチ以上の割合は、17年末には6割を超えるまでに拡大している。
 よりきめ細かい表示へのニーズも高まっており、以前は1割に満たなかったWQHD(2560×1440)以上の高解像度モデルの割合も2割弱まで増えている。(BCN チーフエグゼクティブアナリスト 道越一郎)
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※『BCN RETAIL REVIEW』2018年2月号から転載

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