【グラドル撮影術】残暑のプールで本領発揮『Nikon 1 AW1』の実力チェック

【グラドル撮影術】残暑のプールで本領発揮『Nikon 1 AW1』の実力チェック

@DIME アットダイム

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

■Introduction

今年の夏は突然、台風がジャンジャンやって来たりして、かなり天候不順だったが、暑さだけは未だに続いている。こんな時はやっぱり水着撮影で暑気払いに限る! ということで屋外プールを有する「モケモケスタジオ東京」に撮影協力していただき、プールでの撮影を敢行した。ちなみに今年のプール利用は9月11日で終了。プールの利用にはスタジオ料金プラス1名1000円/1時間となる。プールのサイズは400×211×81cmで意外と大きいのである。プールは屋上に設置され専用階段を使って上り下りする。1組で占有できるので、他のグループを気にすることなく撮影に専念できる。今回、モデルをお願いしたグラドルはれなぴすさんなのだ。

■Studio

モケモケスタジオ東京は京成曳舟駅より徒歩5分、または東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩8分に位置する撮影スタジオである。道順はシンプルで曳舟川通りを直進して最後に左折すればスタジオの看板が右手に見える。駅前には巨大な売り場面積を誇る出来たてのイトーヨーカドーがあるので、買い物はここで済ませよう。また、スタジオのすぐそばにもローソンと100円ショップがある。アフターは駅周辺のロイヤルホストかサイゼリヤが定番である。スタジオは1階が受付と女子更衣室、そして白ホリとなる。2階は広い和室と白と黒に分かれた洋室となる。屋上にはプール以外にウッドデッキ、長椅子、テーブルと椅子のセット、人工芝に置かれたブランコなどがある。1階には独立した建物のラウンジがあり、休息と飲食ができる。ここには電子レンジ、ポット、冷蔵庫、そして入口に自販機もある。

これが屋上にあるプール。手前の昇降用の階段を使って中に入る。壁側はホースなどの機器があるため立ち入り禁止エリアとなる。それ以外のプールサイドには脚立がおけるので、そこから撮るのがオススメだ

屋上にアクセスするための専用階段。ここでも撮影可能だが、狭くて結構高いので高所が苦手な人は無理かもしれない。

■Camera

プール撮影に欠かせないのが防水デジカメ。専用ハウジング不要でレンズ交換ができる防水デジカメと言えばNikon『Nikon 1 AW1』の一択である。世界初の防水・耐衝撃性能を誇るミラーレスで、水中対応交換レンズが2本もある。水深15mに耐えられる本格派なのでプール撮影などお茶の子さいさいだ。AFは位相差式とコントラスト式のハイブリッドで素早くピントが合わせられる。

ボディーカラーはシルバーとブラック。シルバーはなかなか斬新。防水性能を優先させたためか、モードダイヤルのない斬新なインターフェイスを採用。そのためマニュアルモードがかなり使い難い

Nikon 1防水マウントを採用した2本の交換レンズ。キットに付属する『1 NIKKOR AW 11〜27.5mm f/3.5-5.6』は30〜74mm(35mm換算)に相当するズームレンズだ。左側が短焦点レンズの『1 NIKKOR AW 10mm f/2.8』で27mm相当にあたる広角レンズである。最短撮影距離は20cm

そしてこれが『AW 40.5NC』という水中でのレンズのくもりを低減する専用フィルター。水滴も付きにくくオススメのアクセサリーなのだ

■Photograph

10mm f/2.8は水中対応レンズだが、陸上でも使いやすい焦点距離。解像度も高く人物だけでなく建物や風景の撮影にも適している
Nikon 1 AW1『1 NIKKOR AW 10mm f/2.8』1/0000sec f4.0 ISO200

いよいよプールに入っての撮影。カメラマンは昇降用の階段に登って撮影している。プールに奥行きがあるので背景を全部、水にできる
Nikon 1 AW1『1 NIKKOR AW 11〜27.5mm f/3.5-5.6』1/320sec f9 ISO200 59mm相当

台風が接近した日だったので、時折強い風が吹いた。それを逃さずシャッターを切った
Nikon 1 AW1『1 NIKKOR AW 11〜27.5mm f/3.5-5.6』1/400sec f9 ISO200 53mm相当

さらにカメラを水面に近付けて撮影。ここまでアングルを下げることは普通のミラーレスでは危険過ぎてできない
Nikon 1 AW1『1 NIKKOR AW 11〜27.5mm f/3.5-5.6』1/1250sec f5.6+0.33 ISO200 29mm相当

液晶モニターが見えないので、目分量で半分ぐらいレンズを水に浸けて撮影。すると何枚かに1枚はこのように面白い効果が得られた
Nikon 1 AW1『1 NIKKOR AW 11〜27.5mm f/3.5-5.6』1/1600sec f5.6+0.33 ISO200 29mm相当

完全に水に浸けると上の水面の反射を受けてシュールな画像になる。これはピントが外れているが水中でもきちんとAFが働く
Nikon 1 AW1『1 NIKKOR AW 11〜27.5mm f/3.5-5.6』1/1000sec f5.6+0.33 ISO200 29mm相当

高速連写機能を使えば、お約束の水しぶきも撮れる。今回、カメラマンが水着でないため遠慮がちの水しぶきとなった
Nikon 1 AW1『1 NIKKOR AW 11〜27.5mm f/3.5-5.6』1/1250sec f5.6+0.33 ISO200 29mm相当

プールサイドから足を使っての水しぶき。天候が回復したので超高速シャッターを使っている
Nikon 1 AW1『1 NIKKOR AW 11〜27.5mm f/3.5-5.6』1/1250sec f5.6+0.33 ISO200 29mm相当

そして、今回も登場しました折りたたみ式のオパライト『Dish』。ミニ三脚の替わりに高さ50cmのミニライトスタンドを使用。スタンドのお値段は何と1480円送料込みのハイコスパなのだ!

もし天候が悪化しても『Dish』+クリップオンストロボでf16ぐらいまで絞れる。キャッチライトもバッチリ入るのだ。AW1とのシンクロは内蔵ストロボを使ったスレーブ発光を利用している
Nikon 1 AW1『1 NIKKOR AW 11〜27.5mm f/3.5-5.6』1/60sec f16 ISO200 37mm相当

【研究結果】

水着撮影にNikon『Nikon 1 AW1』はいささか大げさかと思ったが、ミラーレスの方がやはりコンデジよりも構えやすくAF速度も早く快適だった。また防水にはならないが通常のNikon 1用交換レンズも使えるので画角の自由度もグッと広がる。これでEVFを内蔵してくれれば速攻で買いたい。次号機に期待。あとモードダイヤルなしならタッチパネル方式にして欲しい。それから防水で液晶モニター可動式は無理なのだろうか。「モケモケスタジオ東京」のプールは縦長で撮りやすい。壁には白っぽい板が貼られているので背景にも苦労せず、アングルによっては空が抜けるポイントもある。また1組占有の交代式なので落ち着いて撮影できる。他のスタジオではプールが他のブースから見える所もあるが、ここは屋上にプールがあるので、他の撮影グループと遭遇する心配はない。水着撮影はモデルもナーバスになりやすいので、スタジオ選びにも気を配りたい。また、2人だけのパーソナルな空間で打ち解けた雰囲気の方がいい表情が生まれやすい。さあ、あなたも来年の夏はプール撮影にチャレンジしてみよう!

●プールで個撮はとってもリッチな気分
●水際撮影には水しぶきが欠かせない
●屋外撮影は天候次第だが『Dish』があれば安心
●『Nikon 1 AW1』は外付けEVFが付かないのが残念

(文/ゴン川野)

カメラ生活42年、小学生でオリンパスPEN-Fを愛用、中学生で押し入れ暗室にこもり、高校では写真部部長。大学卒業後、単身カナダに渡りアウトドアスクール卒業後「BE-PAL」を経て本誌ライターに。保有交換レンズ41本、カメラ28台(見える範囲で)。阿佐ヶ谷レンズ研究所もよろしく。

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