iPhoneとの相性も抜群!オンキョーの完全独立型イヤホン『W800BT』の驚きの実力

iPhoneとの相性も抜群!オンキョーの完全独立型イヤホン『W800BT』の驚きの実力

@DIME アットダイム

■連載/折原一也のAudio&Visual最前線

■オンキョーの『W800BT』でiPhone 7のワイヤレス時代を先取りする

 ついに発売されたアップルの新『iPhone 7』。オーディオ関連の大きな変更点として、事前の予想通り3.5mmのイヤホンジャックが廃止された。『iPhone 7』の製品パッケージには、Lightning端子からイヤホンジャックへと変換するアダプタが同梱される。

 しかし、アップルはむしろ同時に発表されたワイヤレス接続&多機能の新イヤホン『AirPods』(1万6800円、10月後半発売)への移行を狙っているというのがオーディオ業界の見方だ。

 そんなアップルの発表を待ち構えていたかのようにオンキヨー&パイオニアイノベーションズが10月より日本国内で発売をするイヤホンが『W800BT』だ。

 北米・欧州では先行発売し日本国内では”ポタフェス”などのイベントで展示をしていたモデルを、日本発売前にサンプルを入手できたのでiPhoneとの組み合わせでレビューをしていこう。


左右独立型の『W800BT』。予想実売価格は2万9800円


『W800BT』の製品パッケージ

『W800BT』と一般的なBluetoothイヤホンと呼ばれる製品との違いは、イヤホンの左右を繋ぐケーブルもない完全独立型のイヤホンとなっていること。スマートフォンとはマスターとなる右側筐体をBluetoothで接続することで、自動的に左右ステレオのイヤホンとして使用できる仕組みだ。左右間の接続はTrueWirelessテクノロジーにより無線伝送される。

■ケーブルレスの極限までシンプルな設計

 『W800BT』の製品パッケージを開けてみると、まず全くケーブルがない極めてシンプルな作りにカルチャーショックを受ける。

 手のひらサイズだが、やや大柄なイヤホンユニットは、8.6mmのダイナミックドライバーを搭載し、再生周波数帯域6kHz〜22kHzまでをカバー。耳へのフィット感を高めるイヤフィンにより装着は心地良い。なお、マイクも内蔵しておりハンズフリー通話も可能だ。

 イヤホンによるバッテリー駆動時間は3時間、スタンバイ状態では40時間までの待機が可能だ。

 製品に付属するプラスチック製のキャリングケースはバッテリー充電スタンドを兼ねており、スタンド側にもバッテリーを内蔵することで持ち運び中もキャリングケースに収納しチャージすることで最大5回まで充電でき、実質的には15時間まで、持ち出し可能時間を伸ばしている。


パッケージから取り出した『W800BT』


付属のチャージ対応キャリングケース

■『W800BT』は操作も極限までシンプルだ。

 まず、ワイヤレスイヤホンの導入にあたるBluetoothのペアリングはイヤホンの左右がそのまま、全体でボタンとなる方式。手持ちのiPhoneとのペアリングのスタンバイもワンボタンで完了するため、イラストで書かれた簡単なマニュアルのみで理解できた。


iPhoneとのペアリングもボタンを押すのみと直感的

■ケーブルフリーならではの快適さとパワフルな重低音再生

 実際に『W800BT』身につけてみると、イヤホンとしては大柄なボディだが、耳へのフィット感が良く、大きさも重量もさほど気にならない。

 特に『W800BT』装着していて実感したのが完全にケーブルフリーである快適さだ。Bluetoothイヤホンは今まで何度も利用したことはあったのだが、クリップ型のタイプではケーブルが伸びるし、左右を繋ぐタイプでも首元のケーブルの存在は常に意識されていた。

 しかし、『W800BT』ではそんなケーブルの煩わしさを感じることもない。部屋の中で『W800BT』を身につけて動き回る、PCのキーボードやマウスを操作する…なんて日常的な事を全く支障なくできるため、屋内でBluetoothイヤホンを常時身につけていられるほど。

 屋外への持ち出しも『W800BT』は耳へのフィット感が高いため、外れる心配も少なさそうで(ケーブルがないので、引っ掛かってイヤホンを落とす心配がないのだ)、適度な大きさがあるために万が一落下しても見つけやすい。


イヤホンとしてはやや大柄なボディ


装着した際の耳へのフィット感は良好

■イヤホンとしての実力はどうか?

 『W800BT』のサウンドの傾向としては、量感たっぷりな重低音のパワーに加えて、高域も積極的に伸ばす、今、主流なタイプ。特に重低音の沈み込みとパワーは重低音タイプのイヤホンと呼ぶべきほどで、EDMのようなビートを刻むサウンドは空気が唸るような質感をもたらす。

 高域は派手に伸ばすためJ-POPなどの特に女性ボーカルの声はアタックが付き、サウンドも聞き取りやすい。ロックのベースを効かせたサウンドも、グイグイと唸る低音で気持よく聴かせてくれる。

『W800BT』を身につけたまま屋外にも出かけてみたが、騒音のある環境下でも適度に外部環境音をシャットアウトしてくれるし、電車のなかでも低音を聴けるので音楽性としても文句ナシだ。

 ヘッドホンジャックを廃止した『iPhone 7』の登場、そしてアップル自らワイヤレスへと舵を切った『AirPods』の登場でイヤホンのトレンドは大きく変わることだろう。

『AirPods』のトレンドを先取りして高音質も実現したオンキヨー&パイオニアイノベーションズ『W800BT』は、今どきのワイヤレスイヤホンとして注目だ。

取材・文/折原 一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。オーディオ・ビジュアルをメインフィールドとし、デジタル機器全般の製品記事を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

■連載/折原一也のAudio&Visual最前線

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