悪夢ちゃんになれるかな?…思い通りの夢“明晰夢”を見られる「Lucid Dreamer」

悪夢ちゃんになれるかな?…思い通りの夢“明晰夢”を見られる「Lucid Dreamer」

“明晰夢”を見られる「Lucid Dreamer」

明晰夢(めいせきむ)とは、“これは夢だ”と自覚しながら見る夢。通常の夢の中とは違い、自分の思い通りに夢を操れると言われている。

「Lucid Dreamer」は、その明晰夢を見るためのデバイス。オランダに本拠を置くNeuromodulation Technologiesが開発した。

Neuromodulation Technologiesによれば、世界の全人口のうち約20%の人が毎月のように明晰夢を見ているという。だが、そのほとんどは偶然の産物で、コントロールできている人はほんの一握りだそうだ。

「Lucid Dreamer」は、この状況を変化させるかもしれないデバイス。装着してセルフトレーニングを実施すれば、明晰夢を見る頻度を上げ、短期間で夢の内容をコントロールできるようになると、Neuromodulation Technologiesは主張している。

「Lucid Dreamer」を使用するには、本体からのびる電極を額の4か所と左右の耳の後ろ1か所づつに装着する。この電極は脳波の記録と、脳の刺激を受け持つ。あとは、いつも通りの睡眠を取れば良い。

「Lucid Dreamer」は、装着者がREM睡眠に入ったことを検知すると、微弱電流による脳の刺激「経頭蓋交流電流刺激(Transcranial Alternating Current Stimulation:tACS) 」を開始。脳内でのガンマ波の発生を促す。REM睡眠状態でのガンマ波の発生が、明晰夢を誘発するカギなのだそうだ。

だが、なぜ明晰夢を見る必要があるのだろう?開発元によれば、夢の中では肉体的な限界や精神的なリミッターから自由になれ、現実社会では実現できない“冒険”を楽しめるという。例えば、「素晴らしい景色の場所で空を飛んだり、宇宙空間でサイボーグ恐竜と戦ったり、人魚になって深海を探検したり、ガンジーとアフタヌーンティーを楽しんだり」できると、開発元は述べている。

また、人前で喋ったり、ギターを弾いたりなどのイメージトレーニングも明晰夢内では可能で、トレーニング結果を現実社会で活かすことも、ある程度はできるとしている。

Neuromodulation Technologiesは現在、「Lucid Dreamer」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施している。本稿執筆時点では、297ユーロの出資で最もベーシックな仕様の「Lucid Dreamer Essential」を1台入手可能だ。出荷は2017年4月を予定。日本への配送にも対応している。

装置の外観からして怪しさ溢れるこのデバイス。購入するなら人柱となる覚悟は必至だろうが、それはさておき、もし本当に明晰夢が見られるようになったら、あなたならどんな夢を見たいだろう?

明晰夢を扱ったドラマ『悪夢ちゃん』では、北川景子さん演じる小学校教師武戸井彩未は、明晰夢内でGacktさん演じる「夢王子」と出会うことを楽しみにしていた。のちにGacktさんが語ったところでは、北川景子さんの実生活の上でのパートナーDAIGOさんはhyde派閥の人で、Gacktさんとは合わないらしいが、それはさておき、やはり、“理想の異性”と出会うというのが、多くの人の願望なのかとも思う。

そういえば筆者も昔、夢の中で理想の異性と出会ったような記憶がある。それがどんな人なのか、まったく思い出せないのだけれど。

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